ロンドンのサウナの中の落語家


ロンドンのサウナを予約しようとするとストーリーテリンングってあるんですが、あれなんですか。
そんな疑問をお持ちのイギリス、ロンドン在住の方は是非最後まで読んでいただければ、参考になると思います。
筆者はイギリス、ロンドン在住15年で、不動産業界に計13年働いている現役のプロの不動産業界人です。
今回は、ナインエルムズのエンバシーガーデンズで行われた、サウナのイベントに参加して、ストーリーテリングのサウナに参加してきましたので、そのことについて書きたいと思います。
イベント用の管理移動サウナ
イベント用だったので、牽引車で引っ張ってきたような6人用のサウナが一つだけ来ていました。Hackeny Comunity Saunaのイベントだけあって、ストーブは薪でした。
ただいつもはうるさい室内温度が、75度しかありませんでした。これは後で原因がわかりました。80度、90度だと長時間耐えられないため。
移動サウナ
コンパクトだがパワフル。これは欲しい。6000ポンドぐらいで買えないかな。

移動トイレ
サウナ利用者以外も使っていたが、確かにこれはないと困る。

水風呂
氷さえたくさん持ってきていれば、確かに水風呂の温度調節ができます。またシャワーには庭用のジョウロがありました。

着替える簡易テント
確かに五、六人ぐらいだとこれでなんとかなりますね。

サウナ内の落語家
今日はサウナのストリーテラーを含め、全員で6人あつまりました。
二人は若い男女のカップル。もう1組は男性同士のゲイカップルで私がもう一人いました。
サウナ室に入る前に、テントの下で全員の自己紹介がありました。またサウナが狭いので、座ると移動が制限されます。また声が出ないことこともあるので、名前とジェスチャーを結びつけることになりました。
みんな、かっこいいジェスチャーと名前で紹介していき、私が最後になって、ジェスチャーのネタがなかったので、手でイカみたいな三角を作って、これが私ショーンのジェスチャーですと言いました。
恥ずかしいことをさせる。
それでサウナ室に入りました。幸いにもストーブ真横の二段目の一番熱いところに座れたと思いました。温度計を見るとやはり75度しかありません。ぬるめです。
サウナ、ストーリーテラーの女性は、サウナの入り口立っていました。金髪の北欧系で、水泳選手のようなワンピースの水着を着ていました。
今日は三回目のセッションで、一番最後らしく、すでに茹で蛸のように赤くなっていて、脱水状態だと言ていました。ずっとwaitroseのブルーベリーを食べていました。
今日はどんな話をしよっかと口に出して彼女は悩んでいました。そんな落語家や、漫才師みたいに直前まで何を話すか決めていないことに驚きました。
今日の話、1時間半ぐらいで終わると思いますが、場合によっては早く終わる時もあります。その時は貴方の面白い話を披露してくださいねと、サウナストーリーテラーの女性は言いました。
彼女はまた暑くてどうしてもサウナ室から出たくなったら、いつでも出ていって、また入ってきてくださいと言った。
マジで嫌でした。ここから出たいと思いましたが、6人も入っている狭いサウナ室が窮屈すぎて、移動すると他人にすごく迷惑をかけてしまいそうでした。
アイフォンに繋がった、ラッパーが持ってそうな大きな JBLのブルートゥーススピーカーをサウナ室にストリーテラーの女性は持ってきました。耐熱かどうかよくわからないですが、防水スピーカーなんてあるのはすごいなと思いました。
BGMがやたらデカイ音量です。
話は、ケルトの民間伝承セルキーズの伝説を元にしており、要はアザラシの人魚姫ののような話です。
セルキーズであるアザラシは人の生活に憧れ、(私もそこまで英語を聞き取れたわけでもなく、またかなり後から彼女が補足した部分があるようなので正確な話ではないですが)、海から離れたいと言います。人里に着くと、パーティーをしています。そのパーティーは朝まで続くもので、セルキーの皮膚を持ってダンスをします。
それで一旦、全員サウナから外に出ることになりました。30分ぐらいサウナ室に入ってから経っていたと思います。ストリーテラーは、全員で輪になった状態でサウナーたちを立たせて、真ん中に毛布を置きます。
その毛布をセルキーの皮膚にみたせて、毛布を体に包みながら、全員にオリジナルのダンスを即興で踊ってくださいと彼女は言いました。
完全に、まいってしまって、踊りたくないと思いながら、一人、二人、三人と毛布を持って、回ったり、60年台のディスコ調で踊ったり、しゃがんだり、しながら自分の番に回ってきました。
すごい後悔していました。つまりこのストリーテラーのサウナを選んでしまったこともそうですが、踊るなら、最初にやるべきでした。トリを任せられるにはそれなりに、踊れないといけません、普通なら。
ただただ”I have no idea”と言いながら、前の三、四人がやったようなダンスを少しずつ、パクって踊ってみました。
本当に辱められました。
そして、水風呂に入り、またサウナに入ります。
話の内容は正直よくわかっていませんが、要はサウナでのイベントのロウリューや、ヴィヒタと言われる、濡れた葉っぱで体を叩く体験やBGMがお話とリンクしているのです。
4D映画のIMAXをすでに超えていました。葉っぱの匂いもすごい。
ゲイカップルの一人が、いやもうやめたいんだけどって弱音を吐いている。僕は最初の自分のオリジナルのジェスチャーをさせられた時から、帰りたかった。
さらにサウナ室で一番熱い場所に座っていたので、出たくてしょうがなかったです。
でなんだかんだで、出たり入ったりをその後二回ぐらい、合計三回セットしてサウナのセッションは終わりました。
サウナのストリーテラーについて
ところで、このサウナで物語を語ることはどこの習慣なんだろうかと思い、ストリーテラーにインタビューしてみた。普通に考えて、フィンランドではメジャーなんだとかそんなことだと思ったからです。
彼女によると、これは彼女が作ったとのこと。
物語はサウナ用の独自なものがあるのか。これも元ネタがあって、今回はケルトの民間伝承だったが、これをサウナ用に作り替えるとのこと。
サウナ用に作り替えるとは、つまり外気浴ようにダンスをしたり、濡れた葉っぱで叩かれれたり、サウナ室に外気を取り入れたり、ロウリューで湿度を上げたりの、イベントを物語に作るようです。
彼女がハックニーサウナでもこのストリーテリングをやっているのかと思いましたが、どうやら今回は臨時できたとのこと。
彼女のストーリテリングサウナをもっと知りたかったら、インスタをフォローしてほしいとのことだったが、私がインスタをあんまり使わないのと、若干面倒そうな熱意の女性だったので、しないことにしました。
私もサウナに関しては熱意は高い方ですが、なんか彼女はひくぐらいの熱意を持っていたので。
ストーリーテリングのサウナの予約の仕方
月曜日の夜7:30、月の最終週は火曜日になるらしいですが、下記から予約できます。
ご興味ある方は、ハックニーコミュニティーサウナの記事も併せて読んでください。

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