【簡単】イギリス、ロンドンでの不動産業者へリファランス、必要書類を提出する方法。


英国の不動産契約前に、自分の身元証明の書類が必要ということなんだけど、何が必要になるの?
How to provide references to the estate agent in the UK.
そんな疑問をお持ちのイギリス、ロンドン在住の方は是非最後まで読んでいただければ、参考になると思います。
筆者はイギリス、ロンドン在住16年で、不動産業界に計14年働いている現役のプロの不動産業界人です。
下記一般的な、提出書類についてまとめました。
契約の交渉が始まると、契約書の細かい項目のやり取りや、送金の前に、リファランス(信用証明書)の提出が必要になります。
今回はこのリファランスに関して詳しく説明いたします。

全般的に必要な書類
パスポートのコピー
ご家族、全員の顔のあるところのパスポートのコピーを提出してください。18歳以下のお子様は契約にしばられませんが、大家がテナント様がどのようなご家族構成か知りたい方がほとんどです。提出のご協力お願い致します。
ビザ(査証)、BRPカード
ビザ、BRPカード(入国してから受け取る、住民カード)のコピーを提出して下さい。または現在ビザを申請中という書類が必要になります。
ビザに関しての提出は下記になると思います。
- ビザの申請用紙、または会社からのスポンサーシップの手紙
- パスポートに貼ってあるシール、ビザを申請して、取得されたもの
- BRPカード、すでに入国されて、郵便局で受け取った住民カード
住所の記載された、ガス、水道、電気などの支払い
最近は、Google翻訳で、日本語の住所でも翻訳できるようになりました。日本語で構いませんので、ご準備ください。なければ、運転免許書で代用することもございます。
日本等、海外からいらっしゃる場合
個人契約で英国内で会社勤めの方の場合
個人契約とは契約書のテナントの欄にご自身の名前が書かれる場合です。法人契約ではないとのが個人契約です。
日系の英国の支店で働かれていても、契約書の名義の問題です。
個人契約の場合は、御社の人事部(英国の支店)からリファランス(英文での雇用証明)を提出していただく必要があります。
駐在員の方で個人契約が多いのは、メーカー、商社,製薬会社、大使館のかたに多い契約の方式です。
リファランスの内容として必要になる項目は下記になります。
- お名前
- 役職
- 年収(グロス) またはお家賃は会社がすべて負担することを明記
- リファランスを書かれた方の連絡先
- 御社のヘッドレターを使用する
下記リファランスを書く場合の例文になります。
(Company letterhead)
Date:(Date of issuing employment letter)
To Whom it may concern:
Dear Sir or May Concern;
This is certify that { Mr or Ms) {First name}{Last name}} is an employee at {Company name}
And is working as a {position} since {date}.
- {His/Her}Gross salary is {??}GBP per annum. Option 1
- We also write to confirm that { Mr or Ms) {First name}{Last name}} is given a rental allowance by this company and we confirm that there will be no problem with rental payment. Option 2
- We also make sure that we pay rent instead of {Mr or Ms First name Last name}.
上記三つのどれかを選んでください。
Finally, we also confirm that { Mr or Ms) {First name}{Last name}} is a completely honest and trustworthy person and we know of no reason why {he or she} should not make an excellent tenant.
If you have any questions regarding { Mr or Ms) {First name}{Last name}}’s employment, please contact our office at {office HR phone number}
Sincerely,
{Signature of the person issuing this letter}
(Manager HR)or (general affair department etc)
個人契約で、日本の大学からのサバティカル等の場合
リファランスとしてはビザの提出の際に必要だったものすべてを提出してください。
※個人契約の場合でリファランスが不十分な場合は、半年、または一年のお家賃を前払いを請求される場合がございます。
日本の住所証明
最近、日本でのガス、水道、電気、または運転免許証など日本の本籍がわかるものの提出が求められるケースが増えました。こちらはGoogle翻訳の技術が上がり、英語に翻訳できるようになったからだと思います。解像度の良いコピーか原本を用意しましょう。
法人契約の場合
基本的にはリファランスは必要ございませんが、創設が一年未満の会社で少なくとも決算(Financial report)が出ている必要があります。
御社の決算状況があまり良くないと法人での契約が出来ない場合があります。
また第三者の信用証明を調査する機関にリファランスの確認をお願いする場合もあります。
法人契約は、銀行、製薬会社、リテール、IT 系の企業が多いようです。
場合によっては、御社の信用証明を第三者機関がチェックする場合もあります。
すでに英国に住んでいらっしゃってお引っ越しの場合
個人契約の英国内でのお引っ越しの場合
通常英国のローカルの不動産屋は第三者のリファランス会社を使う場合がほとんどです。
しかしながら場合によっては、書類を提出する必要もあります。
- 大家からのリファランス(推薦状)
- 銀行のステートメント(三か月分)
- 雇用証明
法人契約での英国内でのお引っ越しの場合
リファランスは通常提出する必要ではございませんが、不動産屋によっては、第三者機関に、信用証明を確認することがございます。
また会社とお客さまが雇用関係にあることの証明書の提出が必要になることがあります。
リファランスの基準は、プロの第三者のリファランス会社も設定はしておりますが、基本的には大家が最終的に判断します。
そのため例えばワンルームの小さなお部屋にカップルで赤ちゃんがいらっしゃるかたがオファーされ、上記のリファランスがすべて満足がいくものであったとしても、大家が部屋が小さすぎるので貸したくないといわれるとしょうがなくなります。
そのため、このような大家の場合は、通常リファランスのチェックをせずに、オファーをお断りされる場合がほとんどになります。
お家賃の支払い信用が証明できない場合
残高証明にはたくさんお金があるけど、英国では仕事がない,日本法人で働いていて、現地の英国法人がないなどの場合、契約期間内のお家賃を契約前に前払いして、それを持ってして信用証明とする場合がございます。
特に、学生、または研究者でいらっしゃる方はよくございますので、注意しましょう。
イギリスでの不動産屋へ必要書類を提出する方法 まとめ
- パスポートのコピーが必要
- ビザの証明が必要
- 家賃を支払える能力の証明書が必要
- 上記の証明が難しい場合は、お家賃を契約期間内前払いする
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