英国洗濯事情 Laundry in UK

 去年からジョギングする習慣が続います。

 

 

 リージェントパークを走って、北側にあるプリムローズヒルの丘まで行く。ロンドンが一望できる。BTタワー、遠くにはセントポール大聖堂、奥にはミニきゅうりの形状のガーキンと呼ばれる楕円形ビル、カナリーウォーフの近代的な高層ビル群。何度見てもシャードのタワーの先っぽは途中で資金が尽きた、作業終了しない建築のように思えます。ちゃんと上も閉じて欲しい。そんな息を吸い込めば、肺に氷のような冷気が感じられるロンドンのよくある朝。ランニングジャケットの下の肌がシャツに触れ擦り合わさる。かゆい。異常にかゆい。家に帰って肌を見るとたしかに皮膚が赤くなっていた。洗剤が体にあっていない。今回はイギリスでの洗濯の話をします。

 

 

 イギリスの水道水は硬水です。日本から洗剤を持ってこられた方はすぐに使わずに処分してください。詰まって洗濯機が壊れる原因になります。近くの英国のスーパーでお買い求めください。

 ロンドンの洗濯機は、ドラム式がほとんどで、通常キッチンにある場合が多いです。洗濯のプログラムはたくさんありますが、通常40度の温度設定、カラー、コットンのノンファーストモードを使います。タイムセービングとかエコノミーモード,クイックモードと呼ばれる一時間程度の設定がありますが、これは洗濯の量を少なくしないとすすぎが完全に出来ません。私の痒みの原因はこのタイムセービングモードのせいでした。

 

 

 

 洗濯にやたら時間がかかるように思える人は、縦型の洗濯機しか使ったことがないのかもしれません。ドラム式洗濯機は日本であっても若干時間がかかるようです。通常の設定であれば、一時間半ぐらいでしょうか。洗濯の服からの痒みを取り除くため、現在ではノンファーストのプログラムの後を使用、さらにすすぎ(Rinse)をもう一回だけ余計に手動で設定するようにしています。

 

 

 

 ロンドンで洗濯洗剤を買う際に、バイオ(Bio)とノンバイオ(Non Bio)の二種類があります。これは酵素入りか、なしかの違いです。酵素にアレルギーがある人、特に赤ちゃんの服を洗う際に、ノンバイオの洗剤を使う事が多いようです。

 

 

 縦型は水道をたくさん使用し、服と服をこすり合わせて洗濯します。泥汚れなどの固形の汚れを落すのに良いようです。逆に服を絡ませて痛め、また取り上げるときに服が絡まっていて干すのが面倒なのが弱点。

 

 ドラム式は叩き洗いと呼ばれ、服を上から下に落として洗うため、服の痛みがあまりなく、使用する水道量も洗剤の量も縦型より少ないのがメリット。悪い面として腰をかがめて服を取り出すのが面倒かもしれません。ドラム式は回転して、上から下に服を叩きつけて汚れを落とす構造のため、服を入れすぎると汚れが落ちません。服の量がいくら入るのかという目安として、キロで乾いた服の総量で表されるのは英国でも同じです。しかし現実的には服の総量をわざわざ測ることはしないので、服をドラムにフンワリ入れて七割以下にすると良いです。

 

 洗濯乾燥機の一体型の場合で、乾燥モードも利用する場合は服の量をさらに少ない4割ほどにした方が、乾きが良いです。ただ乾燥モードの電気代はかなり使います。

 

 バスルーム、トイレの周りに置くバスマットが特にそうです。毛がたくさんあるようなものを洗濯すると、フィルターが詰まり、水が流れなくなります。

 

 こんな時は無理やり、ドラムの蓋を開けないで下さい。フィルターの掃除が必要です。フィルターの掃除は大掛かりです。通常フィルターは洗濯機の左下または右下にあります。プラスチックのカバーで隠れているため一度そのパーツを外す必要がある。フィルターを開ける際には、チリトリのような水を受けるものがあると良いのですが、水が溢れる可能性もあるので、バスタオルのような水を吹く準備もした方が良いと思います。フィルターの横に水だけを流す黒いホースの模様なものがあるとラッキーで、水だけを先にバケツなんかに流しておけます。

 

 

 フィルターのネジをゆっくり開けて、水が漏れてくるとそれをチリトリで受けて、水がいっぱいになるとシンクに捨てて、それを繰り返し、水がなくなるとやっとシリンダー型のフィルターを取り出せます。そこに毛が詰まっていて、水が流れなくなっているのです。フィルターの掃除は、水漏れが非常に怖いので、やるときは二、三枚のバスタオルを置いておいて、いざ水が床にこぼれる時に備える必要があります。あいにくですが駐在員の奥様のやるような仕事ではないと思います。旦那様にお願いするのが良いかもしれません。

 洗濯機のフィルターは通常自動で掃除するシステムがついているので、頻繁に掃除する必要はありません。詰まった時だけ掃除する必要があります。

 

 扉を開けてドラムと外を接続している、ゴムパッキンは非常にカビ安く、退去の際に家主と問題になりがちです。ご入居前からすでにカビているものも多いかと思いますが、綺麗な状態であれば、その状態を保っておきたいものです。洗濯をしたら、扉をしめずに開けておいて、またゴムの部分に貯まる水を拭っていただくと綺麗に使えます。

 洗濯機を使用し、二、三日いそがしくて服を取り出さないでいると、ゴムパーツに確実にカビています。ゴムに移ったカビは拭ってももう手遅れです。パーツを交換するしか方法がないです。

 

 

 

 

 洗濯洗剤は、粉のもの、カプセル状のもの、液体のものとありますが、特に私は液体のものをオススメしています。粉のものは、左上にある、フィルターを汚ごしてしまい、掃除が面倒です。またカプセルはドラムの中に直接入れれて便利ですが、たまに爪でカプセルを割ってしまって、使えなくなるのが弱点なので、液体がオススメです。液体タイプは通常プラスチックの蓋がついており、その蓋に液体を流して、蓋ごとドラムに入れます。使った蓋は次に使うのに保管しておきます。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。