イギリス 生活情報

【初級編】すぐできる! イギリス、ロンドンで簡単にできる7つの防犯対策!

theft
Shin
山田さん
山田さん

物件を空けて、長期で旅行にいく予定です。留守中どうしよう?

7 easy crime prevention countermeasures in the UK.

年末年始は、家を空ける期間が長くなります。

イギリス、ロンドンでは、12月、1月が空き巣が多いという統計があります。

そんな疑問をお持ちのイギリス、ロンドン在住の方は是非最後まで読んでいただければ、参考になると思います。

筆者はイギリス、ロンドン在住14年で、不動産業界に計12年働いている現役のプロの不動産業界人です。

お客様の中には空き巣、強盗の被害に遭われた件が何度かございました。

私自身の実体験を含め、専門家として意見から、防犯対策をご説明します。

結論から言えば、空き巣に入られないようなお住まい作りの対策と、空き巣が侵入してしまった場合の対策を同時に行うことが大切です。

 

防犯対策はすぐにできるものもありますし、場合によっては、費用や大家さんの許可が必要な場合もあります。

今回は初級編として、イギリス、ロンドンで簡単に自分できる10の防犯対策を徹底解説します。

空き巣犯の心理を分析する

泥棒さんの立場から考えれば、空き巣が簡単にできて、たくさん稼ぎたいわけです。

逆に言えば、侵入が面倒で、乱闘までして物を奪うことは避けたいのが本音です。

bar

バールを使って、扉をこじ開ける空き巣

 

つまりご自宅をセキュリーが高そうに見え、侵入が面倒そうだなと、演出できれば、侵入のリスクは低くなります。

最悪泥棒が進入した場合、泥棒は何を盗むのかがわかっていれば、不在時にに何を家に放置してはいけないかがわかります。

下記がイギリスでの、空き巣が盗む人気のアイテムベスト15になります。

宝石、時計 43%
財布、現金 38%
3 パソコン、タブレット 34%
4 電化製品、カメラ 19%
5 携帯、スマホ 13%
その他 10%
衣類 9%
食べ物、タバコ、化粧品 8%
8%
10 家庭用品や家具 6%
11 書類 5%
12 車、車の部品 5%
13 5%
14 車の鍵 4%
15 庭の手入れの道具 4%

AAのウェブからの統計から引用いたしました。

現在、スマホや、アップル製品は場所がトラックされるため、盗んでもすぐに捨てられる傾向にあるという話は、こちらからご覧ください。

外国でなにもかもを盗まれた日。

すぐにお金になる、現金や宝石が人気のようです。

クレジットカードなどは、コンタクトレスがついていても、追跡できるので、泥棒は使用せずに、すぐに破棄する傾向にあるようです。

 

 

theaf is checking

下見をする泥棒

 

毎日のスケジュールが単調になりがちだと、空き巣に入られる可能性が高くなると言われています。

旦那様が朝6時に毎日出社して、奥様は8時から9時までお子様と学校にいくという、単純な生活をしていると空き巣犯にパターンを見破られてしまいます。

泥棒は家の前に車を止めて、ご家族のスケジュールをこっそりと確認しています。

car

車の中から、住人の生活スタイルをチェックする空き巣犯

 

そのため、2階以上のフラットは、進入経路の確認をしたいので、一階または、半地下に入口がないと、住人のスケジュールが確認しずらいのです。

イギリス、ロンドンでの安全な物件の見つけ方は下記ご覧ください。

【初心者向け】イギリス、ロンドンで空き巣に入られにくい物件の5つの特徴を徹底解説。

 

簡単にできる空き巣を防ぐための7つの対策

 

タイマーを使って、家に誰かいるようにスタンドライトを使って演出する。

サイクルがついているタイマーを使えば、家に誰かがいるように演出できます。

これは大変簡単ですが、効果です。少なくとも玄関側と、裏庭側、できれば、二階のお部屋の三箇所に設置しましょう。

スタンドライトや、勉強灯をタイマーにはさんで、壁の電源にはめて使います。

 

ラジオを使って、家に誰かいるように演出する。

外にはほとんど聞こえないが、ドアに耳を当てると若干聞こえてくる具合の音量で、ラジオなどを流しっぱなしにしておくと、空き巣よけになるとされています。

radio

音が大きすぎると、隣人の迷惑になるので、ドアの前だと少し聞こえるぐらいがベストの音量調節になります。

 

タクシーを家の前まで来させない。

スーツケースを持っている状態で、ミニカブやウーバーが停車すると家を不在にするのがバレてしまいます。

そのため車で旅行に出かけるのであれば、事前にスーツケースを車に入れておくことをおすすめします。

また空港にミニカブ等で行く場合は、家の前ではなく少し離れたところで乗り込むようにしてください。

black-cab

家の前にタクシーが停まると不在だと空き巣にバレる。

 

カーテンを全部閉めない。少し空けたり、光が漏れたりするようにする。

玄関側もそうですが、特に裏庭がある場合、カーテンを全部閉めるわけではなく、半分ぐらい空けておいてください。上記のタイマーつき、スタンドライトと併用すると大変効果的です。

curtain

カーテンは全部閉めない。これとタイマーライトの併用が泥棒よけになる。

セキュリティーアラームがあるなら、アラームをかけて出かかる。

アラームがついている家であれば、必ずアラームをセットして出かけましょう。

security-alarm

出かける前に、アラームをセットする。

ダブルロックを必ずする。

通常、イギリス、ロンドンの物件は扉を閉めると勝手に閉まるオートロックと、もう一つはデッドロックと呼ばれ、勝手にしまらないものがあります。(ドラクエに出てくるような、原始的な鍵です。)

deadlock

外出の際には、オートロックとデッドロックの二重に鍵をかける。

 

オートロックも、デッドロックもどちらも閉めてから外出しましょう。

実はデッドロックは原始的に見えますが、実はこちらの方が泥棒対策には大変効果的です。

オートロックは郵便受けから針金を使って、簡単に開けられるからです。

イギリスにおける空き巣がどのように侵入したかの統計です。

鍵が二重にかかっているだけで、どれだけ空き巣が防げるかがわかります。

空き巣の侵入方法

玄関の扉 76.4%
玄関の鍵をこじ開けた 33%
玄関の扉が開いていた 14.5%
玄関の扉のパネルを破壊した 8%
玄関の扉を開けた人を押して侵入 7%
鍵を持っていた 6%
騙して立ち入った 4.4%
玄関の扉を壊した 1.1%
ガラス扉を壊した 0.6%
20%
窓の鍵を壊した 7.9%
ガラスを割った 6.3%
窓を開けた、または押して開けた。 5.5%

空き巣はできることなら扉を破壊したくないのです。

参考リンク

https://www.nimblefins.co.uk/home-insurance/burglary-statistics

古いスマホを使って、簡易監視カメラアプリを設置する。

古い余っている、スマホやタブレットを使って、簡易監視カメラを設置しましょう。

庭や、玄関など泥棒が設置を確認できる場所への設置をおすすめします。

HDに解像度を上げる場合は、有料になりますが無料でも利用可能です。

Apple アルフレッドカメラ

アンドロイド アルフレッドカメラ

camera-tripod

余っているスマホを使って、簡易の監視カメラを設置しましょう。

 

簡単にできる空き巣に貴重品を取られないための賢い対策

 

貴重品を不在中置かない。

留守中は、貴重なものをそのまま放置しないでください。

特に現金、高価な時計、宝石、カメラなどが泥棒が好むようです。   

wrist-watch

空き巣に人気の高級時計

 

金庫を設置する。

金庫があえれば、少しだけなら大切なものを保管できます。

safe

金庫

 

財布などを盗られたときに、一番キツイのはクレジットカード会社にストップのお願いをして、再発行の手続きをるすことや保険会社に申請に費やす時間です。

パスポートや、大切な書類、普段使わないクレジットードがあれば、金庫に入れておきましょう。

金庫自体を購入するのは、簡単です。

しかしながら小さい金庫だとそのものが盗まれる可能性が出てきます。

そのため金庫は、床や壁に固定する必要があります。

弊社では金庫の設置サービスを行なっております。

ホテルにあるよような金庫のサイズであれば、金庫そのものの料金も含め、120ポンドで設置いたします。(ロンドン市内のみのサービスです。)

下記のお問合せフォームから弊社へご連絡ください。

 

設置許可も大家に一緒に連絡しておきましょう。固定したものなので、ご退去の際には金庫と鍵は残していくことになります。

すぐにできるイギリス、ロンドンでの9つの防犯対策まとめ

  • タイマーを使う。
  • ラジオを使う。
  • タクシーを家の前まで来させない。
  • カーテンを全部閉めない。
  • アラームをセットして出かける。
  • ダブルロックをする。
  • スマホを使って、簡易監視カメラを設置。
  • 貴重品を置かない。
  • 金庫を設置する。

参考サイト

https://www.ukcrimestats.com/National_Picture/

https://www.adt.co.uk/blog/top-security-tips-for-your-apartment-or-flat

    ABOUT ME
    西島 伸一朗
    西島 伸一朗
    イギリス賃貸コンサルタント/ブロガー/クリーナー
    2007年にロンドンに移住して、日系の不動産会社に就職し、賃貸コンサルタントを長年続ける。2019年に独立し、現在はロンドンだけでなく、ケンブリッジ、オックスフォード、ブライトン、カーディフ、マンチェスター、リーズ、ダービー、エジンバラ、リバープール、ブリストルなどの賃貸物件をLineで探すサービスを提供している。アーセナルとサウナをこよなく好む。
    記事URLをコピーしました