スキャマーにご用心!! 英語の詐欺メール Beware of the Scam email!

  スキャムメール(scam email)というのはご存じだろうか。スパムメールとは別ものだ。スパムとは受信者の意向を無視し、無差別かつ大量に一括して送信されるテキストメールだ。今回は英文でのメール詐欺師、スキャマーについて書きたい。

内容

スキャムメール

ナイジェリアの手紙

 

スキャムメール

   スキャムメールとは大量に一括して送信されているのは同様だが、歴とした目的があり、受信者からお金を騙し取ることが目的である。日本語のメールでは出会い系や援助交際系など一見して詐欺とわかるものが多いようだが、英文でこんなのを受け取ると戸惑ってしまう。スキャムはあくまで真面目で体裁を整えた内容なので、一見しただけでは詐欺を目的にしたメールかどうかわからない。

ナイジェリアの手紙

 このようスキャムメールでも有名文面が「ナイジェリアの手紙」だ。内容は以下の通り。

 あなたの国において資産や不動産を取得したいという望みを、ナイジェリア連邦労働住宅省の資産配分局長の代理人という人物からメールが届く。彼の影響力の強い地位を隠すため、海外における代理人が必要です。投資のためのファンドが現在、ナイジェリア中央銀行の暗号化された口座にあり、この資金をあなたの国で使う前に、あなたの国の勝手のよい口座に移すために、口座をご用意してほしい。総額は2640万米ドルなるので、あなたの取り分は30%になります。あなたの銀行口座の詳細、名前.住所、ファックス番号、電話番号を教えてださい。このメールは世間を騒がせたということで二〇〇五年にイグノーベル文学賞も受賞している。

このようなスキャムメールに返信したらどうなるのかという事実を綴った本がイギリスの巷で人気になった。『Delete this of your peril』 Neil Forsyth 。この本は、ボブサーバントとう人物に様々なスキャムメールに対して、彼が騙された振りをしたメールの遣り取りの記録である。ボブの返信が毎回ユーモアに満ちている。

  ジャック・トンプソンという貴族からメールが届いている。通商産業省から貴方のメールをいただいて連絡を差し上げていることをお許しください。私はアラウィ族の王の息子で父は独裁者であったが、彼のもっている資産のために、毒殺されてしまった。彼がトーゴで死ぬ間際の病床で、ソコベにある会社に七千五百万ドルの資産を残したと彼に伝える。私はこの資産を海外の口座に送金したいと考えている。資産の20%にさらに手間賃として5%を貴方にオファーしたいと考えています。ご連絡お待ち申し上げております。これに対してのボブの返信はこうだ。

  おはようございます、陛下。30%なら引き受けます。以下陛下の返信。このパーセンテージは私が決めるのではなく、私の銀行の提示額ですので、30%でしたら、銀行にお願いする必要があります。まず貴方の名前、電話番号、銀行口座、国名、を教えてください。

その後、陛下は30%まで交渉に応じるといった内容のメールを送ってくるが、ボブの返信はこうだ。陛下、気が変わりました。40%でオファーしたいと思います。ボブ。

 その間も陛下はボブの銀行口座の詳細をとろうと必死なのだが、ボブは自分のフルネームを陛下に伝えるだけだ。彼のフルネームがボブ・ゴジラ・サーバントだとわかる。そんなミドルネームをつける親の顔が見たい。陛下はしびれをきらして、40%で合意に最終的にいたる。ただボブが89年に路上のバンでチーズバーガーを売っていたときに税務署から多額の税金をむしり取られたのを思い出し、現金ではなく金塊かダイアモンドで送ってくれないかと申し出る。ただボブがフィッシュアンドチップスのショップにいったときから話がかわる。隣人のフランクザプランクが運営している私設動物園の猿にチキンナゲットを50個買うために彼が来ていた時、ライオンだったら、一頭ごとに八万ドルで買い取るといいだしたため、ボブは金ではなく陛下が住んでいるアフリカからライオンがほしいとごねだす。

   陛下はボブが金がほしいだけだと考えているため、金でできた四頭の獅子の彫像の写真をメールに添付しておくる。ただこれに対してボブは困惑し、こんなものをフランクに渡すことになると私がチーズバーガーバンで路上で働いていたきにイカレて恐竜がらの入ったポンチョしか着なくなったのを思い出させてしまうから、彼の動物園のためにちゃんと生きているライオンを送ってくれという。

  

  このやりとりはまだまだ続くのだが、もしよろしければ、本を購入するのもよろしいかもしれない。こんな時間を費やす人に詐欺師もメールを送信したくない。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。