英国ハーフマラソン事情①Half Marathon in UK vol.1

  8月末 のロンドンは肌寒くなっていたがジョギングには最適だった。ロンドンの南側、サリー州にウォールディンガムという場所で行われたハーフマラソンの大会は、日曜の朝9時時半に開始されることになっている。

内容

前のり

ホテルからウーバーで

いざ! スタート:遅れての出発

 

前のり

 マラソン後のつかれきったの状態での車の運転は危ないと考え、また初めての参加ということもあり前日にまえ乗りすることにした。スタート地点周辺でホテルを探すと、週末開催ということもあり値段が高くなっていた。そこで近くのホテルはあきらめ、電車で行きやすい南ロンドンのブロムリーにホテルを予約した。そこからウーバーを使えば間に合いそうだったからだ。

 嫁と6歳の娘も応援に来てくれることになっていたが、前日の仕事が予想外にも残業になり、ブロムリー駅に到着したのは9時すぎだった。お腹が空いた。駅前にある伝統的なイタリアンレストランで食事をした。イタリア老紳士がウェイターをする地元の人に大人気の憩いの場になっていた。絶品のカルボナーラの味は今でも覚えている。それだけも食しに再度訪れたい。

 宿泊先のホテルは、大きな伝統的なマナーハウスのようで庭も広大だった。時計は23時を過ぎていた。ホテルは結婚式の余興があたのか、日付けが変わっても大勢の客でにぎわっていた。その晩は夏から秋への季節の代わり目のような気候で、ヒーターがついていない。肌寒くすぐには寝付けない。毛布を二重にしてその夜は眠りについた。

ホテルからウーバーで

 翌朝は快晴だった。朝食後、タクシーの配車提供してくれるウーバーを予約したが、なかなか来ない。電話が鳴る。ホテルの横の道が封鎖され進入できないということだ。車がいるところまで、イライラしながら歩いた。すでに8時40分だったが、予定通りにいけば間に合う。田舎道を走り、ウォールディンガムに入るとそこからは山道が続いた。時間がなく焦ってきた。自分でもグーグルマップで後部座席から場所を確認していた。スタート地点に続くはずの道がまたもや塞がっていた。運転者は迂回しスタート地点に向かおうとしたが、このままだと再度ユーターンして同じ道に戻ってくるように思えた。ドライバーを制止して、ここで下ろしてくれと頼んだ。ドライバーは他の進入路もあるし、ここから歩くと時間がかかるといったが、すでに朝から2度も道が塞がっていたのが続き、ドライバーを信用できなかった。静かな山の中で、私と妻と6歳の娘の3人だけ残された。すでに9時10分を過ぎていた。スタート地点まで徒歩で25分とマップは示している。娘はトイレに行きたくなったと叫び、妻は歩くのに疲れたと言った。私は走り出したかった。大体そのために来たのに。時間に間に合わないと焦り始め、手が汗ばんできた。対照的に、真横の牧草地では牛がのんびりと草を食んでいる。マラソンの集団が前方から走ってきたのだ。スタートに間に合わなかったのだ。

 それでもあきらめずに歩くと、スタート地点となる学校の正門が見えたので、妻と娘を後にして走った。スタート地点にはまだ若干スタッフがいて、ゼッケンを渡してくれた。安全ピンでゼッケンを上下に固定して、いざ出発! 10分遅れのスタートだった。

 

いざ! スタート:遅れての出発

 箱根駅伝のように盛大なスタートに、路上脇に応援のギャラリーが列になるのものと勝手に想像していたが、市民マラソンの大会、ギャラリーなど誰一人いない。山中を走るのコースには、歩いている人すらないない。馬が代わりに草を食んでいるぐらいだ。

 道の左手に、黄色いプラスチックの旗が立ち並んでいた。これがルートの目印だとわかった。コースは参加前に一度地図で確認はしたが実際に走ったことなどなかった。ひとしきり走ったところで道が2つに分かれている。山中へ入る方面と、その逆の下る方面。どちらのコースにも目印の黄色い旗がない。完全に道に迷ってしまった。次号に続く。

 

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