あの初めて参加したハーフマラソン大会から1ヶ月が経過しようとしていた。散々な大会だったが、学んだことは多かった。反省点を考え、次はロンドン西部で行われるイーリングハーフマラソン大会に出場することにした。
前回の大会での反省点
- 遅刻しない。ギリギリに到着しない。
- 大会の規約を一応読む。
- 栄養ジェルを2.3個当日持って来る。
- 下調べにコースを走る。
最初の二つは当たり前のことである。三番目の栄養ジェルとは日本のウィダーインゼリーのような、インスタントで栄養を補給する糖が入ったゼリーがみんな持ってきていることに気づいた。実は最後の条件はできる場合とそうではない場合がある。特に遠くから離れたところから参加するのであれば、下調べはできない。特にハーフ、フルに関わらず前日入りして、下調べにコースを走るとなると、体力を当日に使えなくなり、よろしくない。
しかしながら今回は下調べができるのである。なぜならイーリングは私のオフィスがあるところだったので、いくらでも下調べはできる。仕事にランニングのウェアと靴を持って言って、仕事帰りに走れる。最初はコースを覚えるためにシェア自転車を借りて、コースを回って見た。ウォールディンガムと違って、トレイルなどはないので走りやすいが、結構急な坂が三箇所、ばらばらにある。
イーリングハーフはロンドンでの市民ハーフマラソン大会としては規模が大きく、参加者が5000人前後になる。前回参加したウォールディンガムが100人そこそこということを考えると規模の大きさがわかるかもしれない。
2回目の下調べとしてスタート地点から、イートンライズを登って、下り、そしてパークビューロードを駆け上がるという前半にある坂を二つ登ってみることにした。タイムは対して出なかったが、2回目に来る坂はかなり体力がなくなる。
3回目の下調べとして前回やめたところから中盤にかけてのピッツハンガーレーンからウェストイーリング、ドレイトングリーンに向けての往復を走ってみた。ここでも一回大きな坂があることがわかる。
4回目の下調べは後半のウェストイーリングからスタートと同じゴール地点になるラマースパークまで走ってみる。ここは平坦で走りやすい。
そして最後に全体のコースを軽く走ってみた。記録が3時間近くになった。マラソンの特に素人の参加者が一番気にすると思うのが、遅すぎると途中で足切りになるんじゃないのだろうかという心配だ。もちろん大会の規約をちゃんと読めば足切りタイムが書いてある。