イギリスの賃貸物件に入居して最初の一ヶ月目にやっておきたい5つの事。


イギリスの賃貸物件にとりあえずは入居したんだけど、最初の一ヶ月目になんかやっておいた方がいいことってある?
Five things to do in the first month of moving into a rental property in the UK.
イギリスの賃貸物件にとりあえずは入居したんだけど、最初の一ヶ月目になんかやっておいた方がいいことってある?[/chat]
そんな疑問をお持ちのイギリス、ロンドン在住の方は是非最後まで読んでいただければ、参考になると思います。
ご入居最初の一ヶ月間は何かと大変です。あなたのお住まいは、どんなに綺麗に見えても、所詮は中古物件です。色々不都合が出てきます。
下記のことを注意して今後のイギリス生活を乗り切っていきましょう。
筆者はイギリス、ロンドン在住14年で、不動産業界に計12年働いている現役のプロの不動産業界人です。
弊社ではご入居後のサポートもしておりますが、ご自身で入居される方は、下記の事をしていただければ参考になると思います。
インベントリーリポートの確認
コロナ前はインベントリチェックイン、第三者の書記が物件の状態を確認する作業を持ってして、鍵を引き渡すことが入居の手続きとなっていました。
現在密を避けるため、書記が事前に物件の状態を記録するようになっています。
ご入居当日にインベントリチェックインリポートがない場合が多く、後でリポートが送られてきます。
リポートを見ながら全部の部屋、玄関の扉、電気、ガスのメーターをチェックしましょう。
メーターはすでに入居されて数日が経っていますので、少し違うと思います。
できることなら入居当日にこれらのメーターの写真は取っておきましょう。
ただもしそれを忘れられていても、そんなに違いがなければ特に気にされなくても構いません。
もしリストに記載されていない、問題箇所があれば、写真を取ってインベントリークラークと不動産屋、大家に連絡しましょう。
インベントリーチェクインリストには、記録漏れが必ずあります。子供のドリルの採点をするように、気をつけて確認しましょう。
番号付きの箇条書きで、それに写真等があるとわかりやすいと思います。
下記参考になります。
下記の実際にご入居された物件の場合、ソファのしみや、タンスの割れ目は大家は治しませんでした。
このように写真で記録を取ることによって、自分が汚していないことを証明し、退去時の苦情が免れます。
それ以外は大家の費用で、入居中に修理を行いました。
1. Sofa stains | ![]() |
2. The second bedroom blind stains | ![]() |
3. The ceiling light in the living room does not work | ![]() |
4.The magnet hinge of the family bathroom it is cracked. | ![]() |
5. The shower hose leaking in the family bathroom | ![]() |
6. The master bedroom green drawers.
The crack is on the third drawer’s left-hand side. one of the handles is missing.
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7. Tv signal for D-antenna no signal | ![]() |
銀行口座の開設
海外のクレジットカードでも支払いができます。
現地のデビットカードが便利です。
英国のデビットカードには通常VISAかMasterのどちらかがついていますので、ほとんどクレジットカードのように使えます。
銀行に持っていく必要書類
支店に持っていくべき必要書類は下記になります。
銀行ごとに異なることもございますので、各自銀行の支店でご確認ください。下記は一般的に必要になる書類です。
- パスポートの原本
- BRP(Baiometrics Resident Card)カードの原本
- 賃貸契約書の原本 大家、自分の署名済みの物
- 雇用者、学校からの手紙
支店で予約をとる
外国人の口座作成にはオンラインで申請が出来ない場合が多いようです。お近くの支店に直接いき予約を取りましょう。
どこの銀行がいいか、私もそれほど詳しくありませんが、下記私が知っている情報です。
HSBC: 外国人でも比較的簡単に口座開設が可能。
Lloyds:オンラインバンキングのアプリが使いやすい。
Barclays:ウェブ版のセキュリティーが高い(というか、この小さい計算機をなくすと使えないので逆に面倒。)スマホ版は無しでも普通に使える。

この計算機みたいなのがないと、アカウントが確認できない。スマホのアプリはこれなしでも使える。
NatWest :オンラインバンキングのセキュリティーが高い(というか、高すぎで、小さい計算機がないとウェブ版は使えない。スマホ版は普通に使えるのかもしれないが、使ったことがないです。
書類が不十分で銀行口座の開設ができない時のモンゾーカード(Master card付き)
HSBCやロイズ、バークレイズの銀行口座が書類が不十分で開設できない場合、オンライン銀行のMonozoで口座を作ることをお勧めします。
モンゾーは、スマホと携帯の番号があれば、誰でも口座が作れます。
トップアップ式のカードとお考えください。マスターカードでの支払いが可能です。
携帯電話の開設
スマホ用にSIMカードを入手しましょう。
どこでも良いと思いますが、会社は下記のようなものがあります。
最近は、大容量の月のデータ使用量100G,150Gで20ポンドのプランも増えていますので、携帯からテザリングして、家にインターネットを引かない方も増えております。
パスポートの提示を求められることも、稀にあるようです。
下記支店が見つかりやすいものにハイライトをしました。
- EE.
- Vodafone.
- O2.
- Three.
- GiffGaff.
- Sky mobile.
- Tesco Mobile.
- BT Mobile. etc
光熱費の支払いの設定
ちょっと前まででしたら、ユースイッチで適当な電気、ガス会社を見つけて、サプライヤーを変えてもいいという不動産屋が多かったようですが、この度のガス、電気の値上がりでユースイッチも機能していない状態です。
不動産屋と大家さんにどのサプライヤーがいいか、また前のテナントはどこのサプライヤーを使っていたか伺い、連絡しましょう。
大変面倒な世の中になってしましました。
私も安いためにガス会社を変えたら、そのガス会社が倒産してしまい、200ポンド近く無駄なお金を支払い続けました。
下記ご参考まで。
ロンドンで、自分の電気ガス会社が倒産した話
住民税の支払いの設定
住民税の支払いは、まず自分がどのカウンシルに住んでいるか確認します。
不動産屋に聞いてもいいですが、自分で確認するには、こちらのサイトに郵便番号を入れてください。
地方自治体がわかりましたら、その地方自治体、カウンシルのウェブサイトでカウンシルタクス(住民税)の支払い方を確認してください。
最近ではカウンシルでアカウントを作成してから、支払いができることが増えております。
【Ealing編】ロンドン イーリングカウンシル住民届け
次の月の家賃の支払いのチェック
次のお家賃の支払日がいつになるか契約書を読みましょう。
そしてそれまでに銀行口座の開設が可能かどうかスケジュールを組みましょう。
もし銀行口座の開設が遅れ、自動引き落としの設定ができない場合、次の月のお家賃を手動で海外のクレジットカードや、現金で支店で支払う準備をしましょう。
銀行口座ができた場合、自動引き落としの設定Standing order の設定をします。
これには二つ方法がありますが、支店で書類に記入して提出する方法はあまりお勧めしません。
銀行員が設定を忘れて、家賃の支払いが滞ることがしばしばございました。
最初は面倒ですが、オンラインバンキングをちゃんと使えこなせるようにすることです。オンラインで自動引き落としの設定をしましょう。
オンラインバンキングが使えれば、残高や支出の確認、送金などが簡単にできます。面倒ですが、これを使いこなせるのと使いこなせないのとでは生活のレベルが断然に変わります。
契約終了の二ヶ月前にスマホのリマインダーをセット
賃貸契約が何月何日に終わるか、契約書を見るのが面倒になりがちです。スマホのカレンダーアプリに契約満了日に二ヶ月前のリマインダーを入れておきましょう。
そうすると更新するにしても、引っ越しするにしても、契約満了するにしても慌てることはありません。
イギリスの賃貸に入居して最初の一ヶ月目にやっておきたい事 まとめ
- インベントリーリポートの確認とアップデート
- 銀行口座の開設、とりあえずはモンゾーで簡単に作るのもあり
- 携帯電話の開設
- 光熱費の支払いの設定を終わらす
- 住民税の支払いの設定を終わらす
- 次の月の家賃の支払いのチェック
- 契約終了の二ヶ月前にスマホのリマインダーをセット
- 銀行のインターネットバンキングを使いこなせるようにする
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