英国の宅検の受験の仕方。How to get a qualification in UK for Rental Property Agent.

イギリスで賃貸の不動産屋になると、一応資格試験を受けることになります。ちなみにこの日本での宅検的なものなのですが、資格をもっていると箔がつくといった程度のものです。私もなんとか合格しました。今回はこのLevel 3 Award in Residential Letting & Property Management – England & Wales.の資格の応募、大体の試験の外観について説明します。下記ウェブサイトから登録して、試験を受ける必要があります。
ちなみにこちらの試験はLevel 3ですが、Level2という初級試験もあります。しかしながらLevel3以上でなければ、ALRA(Association of Residential Letting Agents)のメンバーになれないため、通常はlevel 3で資格試験を受け、level 4以上の試験も受ける必要もありません。Level 3を持っていれば、不動産屋がALRAのメンバーになり、ある程度の厳しいレギュレーションで営業していて、信用もあるという意味になり、また通常不動産屋の社長、部長(ダイレクター)、支店長クラスはこちらの資格を持っております。そのため不動産屋内である程度の役職にあがるには必要な試験なわけです。
試験合格までの道のり
1.こちらのウェブを読む
2.登録する。
3.電話して、勉強する資料を取り寄せる。
0345 203 2103に電話して資料を取り寄せる。一般の人は、255ポンドになり、ALRAメンバーの不動産屋に勤めていると150ポンドの割引がきく。
4.試験の予約をウェブからする。
海外での受験はできないので、イギリスでの受験になる。
試験内容の外観
試験は四つのモジュールがあり、別々に試験を受けられます。それでこちらの四つのモジュールを全部合格すると、Level 3の資格がもらえます。
四つのモジュールの内容
- Unit 1: Health and Safety, Security and General Law:安全衛生、及び安全性及び一般的な法律に関して
Unit 2: Legal Aspects of Letting & Management :賃貸、物件管理における法的側面に関して - Unit 3: Residential Property Letting Practice :賃貸住宅の仕事の実践に関して
- Unit 4: Residential Property Management Practice :住宅不動産管理実務に関して
こちらの試験ですが、一つのユニットは一時間で行われれ、コンピューターの前で20問の選択の四択のマーク式で行われます。70%以上が合格で、14問以上の合格が必要です。試験室からでると、すぐに結果がすでに出ておりますので結構緊張します。最初のユニットを合格するとあと三つのユニットを三年以内に合格しないと無効になります。しかしながらちゃんと勉強すれば、一年ぐらいでは合格できると思います。試験の内容は難しくないのですが、教科書が大変多いので、ある程度の時間を確保して読む必要があります。私の実感としては業務内容が理解できていれば英検準一級の試験よりは楽かもしれません。次回以降はユニットごとにどんな内容の試験になるかを説明します。
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