英国:ロンドン フルマラソン事情①Full Marathon in UK vol 1

- 内容
- サイトには前のりしない。ウーバーでの朝からの移動が安価
- フルマラソン大会の前に30K走る練習をする。
- エネルギー補給用に液体ジェルを三つは持っておく。
- ハーフが走れれば、完走は確実。
サイトには前のりしない。ウーバーでの朝からの移動が安価。
ハーフマラソン大会に二回出場した。今回はウォルトン・オン・テムズというロンドンから南にあるところで初めてフルマラソンの大会に出場する。この大会は11月10日のリメンバランスデイという第1次世界大戦の終結を記念して行われた。第1次大戦中の日本というと中国本土の利権拡大に躍起になっていたころで、第2次大戦のような大きな印象はないように思える。このマラソン大会のイベントとして、開催中の正午に走るのをやめて、1分間の黙祷があるという。この瞬間が鳥肌が立つので是非参加してね!というのがキャッチコピーになっていたが、実はそれにつられて応募したのではなく、自分のトレーニングの予定を考えるとこの日程がたまたま都合があっただけである。
大会の一週間前にコースの下見にいった。その日は天気が大変良かった。出発地点のスポーツセンターからハンプトンコートまでの距離をテムズ川沿いを走った。かなりリラックスして走ったこともあって、意外に片道でも短いなという印象だった。
そして試合当日である。今回は時間に確実に間に合うように、6時にウーバーを予約していった。お金はかかったが、前のりしてホテルに泊まるなど面倒なことは一切なしなので、結果として安上がった。前日は雨が降っていたが当日は快晴だった。しかしこれはあとから最悪なことに巻き込まれる伏線となっていた。
今までのマラソン大会は私のようなオリエンタル系、つまり白人以外の方も多かったが、今回は白人だらけだった。私は上記のリメンバランスデイの意味がよくわからずに、参加した変な外国人だったためである。紙の赤いケシの花を一ポンドほどの寄付とおもにつけるあの日である。あれは第一次世界大戦で亡くなったからへの追悼なので、外国人がつけてよいものかどうか毎年困る。運営からメガホンごしに、ルール説明があったが400人程度の参加者だったので、結構運営の人の声は届かなかった。その例の中途で一分ほど立ち止まるルールは分かったが、もう一つ嫌なことがなんとなくわかった。4往復しなければならないとうことだった。どうりで下見のときは早く終わったわけだ。走り始めると分かったが、前日が雨だったので道がグチョグチョになっていた。最初は水たまりを避けて走っていたが、走行距離と足への負担がかかるので、水たまりをつっぱしることにした。靴下が濡れて気持ちが悪い。
マラソンのコースが、往復や折り返し地点がないコースというのは大変良いコースである。景色が変わり、新鮮に走り続けられる。しかしながら給水ポイントや、運営のメンバーの配置を考えるとどうしても折り返しのあるようなコースが良いのだ。しかしながら四往復は地獄である。ラットレース状態になるからだ。最初の往復は良かった。二往復目もまあまあ。そして三往復目に例の、リメンバランスデイの一分の黙祷時間が来た。運営が大きな笛を鳴らして、全員が走るのをやめる。なにもない。遠くで鳥のさえずりが聴こえる。
フルマラソン大会の前に30K走る練習をする。
実はフルマラソンを参加する前に経験者のかたから、とりあえず練習で30キロを走っておくとよいですよとアドバイスをもらっていた。だが、そんな時間はなかった。30キロ以上走れるかどうかは、二つの問題を克服しなければならないという。一つは体力の問題である。もう一つは筋力の問題である。33キロの地点で体力が完全に枯渇した。まったく走れなくなった。最初は一キロ走って、一キロ歩いてというのを繰り返していたが、次は足がつってしまうという問題が生じた。最後の10キロは歩いてゴールした。5時間半かかった。次こそはと思いながらも、フルマラソンの後は一か月近くは休養しなければならなかった。
スポーツセンターでうまくもないハンバーガーとチップス食べたが、一時間以上茫然と動けなかった。
エネルギー補給用に液体ジェルを三つは持っておく。
日本ならばウィダーインゼリー的なランニング用の糖分補給のものが、ホランドアンドバレットのような健康食屋さんに売っている。これは確実に三つは装備に含めたほうがよい。給水ポイントにある食べ物は試合によって、まちまちで水しか提供しない大会もあるからである。下記のようなものがおススメです。
ハーフが走れれば、完走は確実。
走り切ることは今回は出来ませんでしたが、ハーフが走れるのであれば、あとは歩けばいいのですが、タイムリミットが通常7時間前後です。そのため30キロあたりまでで4時間半ぐらいの経過なら最後の10キロは歩いてでもゴールできます。
次は走り切りたい。本当の意味での完走をしたいです。