現地の不動産屋が求めるシェアコードについて


不動産屋からビザ確認のためにシェアコードが欲しいと言われたんですが、どうすればいいですか?
About the” share code” required by local estate agents.
シェアコードは、BRPカードを見せなくても、イギリスで賃貸を借りる権利があることが証明できるので、最近使われるようになりました。
しかしながら日本人にとっては、BRPカードを英国で取得できないと、結局はシェアコードが獲得できないので、これを理解していない不動産屋が蔓延っている状態で、逆に不便になっております。
筆者はイギリス、ロンドン在住14年で、不動産業界に計12年働いている現役のプロの不動産業界人です。
そんな疑問をお持ちのイギリス、ロンドン在住の方は是非最後まで読んでいただければ、参考になると思います。
なぜ、日本人のテナントは入居ギリギリまでシェアコードを提出しないのか?
こちらに関しては、現地のエージェント用に英語で書いたものがございます。問題に直面したら、下記のリンクを現地のエージェントに見せてください。

不動産屋が法律でしなければならない外国人のテナントに行う”Right to Rent Check”とは
”Right to Rent”チェックは、家主、不動産屋が契約開始前にIDチェックを行い、すべての成人入居希望者の移民状況を判断することを義務付けています。
これは、2016年2月1日にイングランド全土で展開される前に、ウェスト・ミッドランズ州の一部で試験的に始まった制度です。
そのため、GSC(Gas Safety Certificate)と同様に、Estate agencyのマネージャーや管理者は、この書類について非常に注意深く見ています。この規制を守らないと、刑事犯罪になる可能性があります。
ただし、他国(EU、EEA、スイスを除く)から来る人の書類については、早い段階で確認することができるようで、これがごっちゃになって、契約前にRight to Rentをしなければ、という変なプレッシャーが不動産屋にあるようです。実際は、入居の鍵を渡す前で構わないはずです。

gov.ukの下記のサイトをご覧ください。
https://apply-to-visit-or-stay-in-the-uk.homeoffice.gov.uk/euss
日本人がBRPカードやシェアコードを入手するにはどうすればよいか
BRP card
生体認証滞在許可証(BRP)は、以下の事項を確認するために使用されます: 身元確認、就学権、英国で受けることのできる公共サービスや外国人向け給付金の権利
1. Entry Clearance
英国に渡航する場合、まず外国人は本国(日本)の英国大使館でVISAを申請し、パスポートの原本を提出しなければならない。
英国大使館は英国へのVisaのための入国許可を発行します。
この後、外国人はようやく英国のヒースロー空港等に飛ぶことができます。
ヒースロー空港の入国管理局が入国許可証とパスポートをチェックし、ファーストエントリーの外国人は英国に入国することができます。(2回目から外国人(日本人)の入国審査ではパスポートとBRPカードを代わりにチェックします)。

2. 英国内の郵便局でBRPカードを受け取る
BRPカードを受け取る郵便局は、通常、通学予定の大学、一時滞在先、賃貸物件の近くです。渡英前にBRPカードを受け取る場所を指定するのは、本人の自由です。
従って、代理人がBRPのコピーを入手できるのは、英国に到着した後となります。

Share code シェアコード の取得方法
シェアコードは、ホームオフィスのオンラインサービスを通じて生成される9文字のコードで、90日間有効で、期間内であれば何度でも使用することができます。賃貸希望者は、このシェアコードを生年月日と一緒に賃貸希望エージェントまたは家主に提供することで、「賃貸権チェック」を受けることができます。
外国人がシェアコードを取得する際には、BRPカードの番号を記入する必要があります。
1.下記のウェブに入る。
2.BRPを持っているを選ぶ

3.Yes を選ぶ

4.BRPカードの右上の番号を入力する。

5.シェアーコードのスクショを不動産屋にメールで送る。
BRPカードは英国内でしか取得できないので、テナントはBRPカードのコピーやシェアコードを事前に送ることができず、英国に到着後、やっと入居提供することになります。
そのため、入国審査は、申請者が正しい英国ビザを持っているかどうかを確認する唯一の方法は、入居前にオフィスでの待ち合わせの際、鍵を渡す前にBRPカードを持っているかどうか確認するのが良いと思います。
エントリー・クリアランスによる”Right to Rent”の確認が有効である記事が下記にございます。
まとめ
- EU、EEA、スイス以外の外国人は、BRPカードやシェアコードを事前に取得することはできません。
- BRPカードは英国内でのみ取得可能です。
- テナントが英国に到着した時点で、BRPカードまたはシェアコードのコピーを入手することができます。
- “Right to Rent”チェックのためのエントリークリアランスは、到着前に不動産屋に提出可能です。(ただし、BRPカードまたはShare codeは、英国到着後にも不動産屋に提出した方が良いでしょう)。
広告
JTECPC.CO.UKでは、ロンドン、ケンブリッジ、オックスフォード、ブライトン、カーディフ、リバプール、マンチェスター、ルートン、エジンバラ、グラスゴー、英国全域の賃貸物件をラインチャットを使って、日本から契約するサービスを行っております。ぜひご利用ください。
また不動産投資のご相談も受け付けております。
気軽にご連絡頂ければ幸いです。
