あやかバース大学で研究が決まりました。賃貸仲介お願いできませんか。
バースでの賃貸仲介ならJTECにおまかせください。
「Bath大学に受かった」「ポスドクのオファーが出た」——その次に必ずぶつかるのが、住むところの問題。
バースは世界遺産なので、街に新しい住宅地がないのです。そのため賃貸物件が少なく、大変希少です。
ここ数年、バース大学(University of Bath)やバース・スパ大学(Bath Spa University)、近郊の研究機関に渡英される院生・研究者の方からのお問い合わせが本当に増えています。観光地のイメージがありますが、修士の2年間、研究員の1〜3年でバースに住むなら、何を最優先で見ればいいのでしょうか。
結論としては「大学アクセス」「家具付き」「契約期間の柔軟性」の3点を最優先にお勧めしています。
バースのエリアの特徴


バースはサマセット州の主要都市。人口およそ9.4万人。街全体がコンパクトにまとまっています。ローマ時代の浴場跡(Roman Baths)、18世紀のジョージアン様式の街並み——この2つでユネスコ世界遺産に二度登録されています。
一見ロマンチックですが、住む側からすると話が変わってきます。街全体の建築が歴史的景観の保護下にあって、新規開発が厳しく制限されている。つまり賃貸物件の供給が増えにくい、家賃が下がりにくい、競争が激しい。新しい新築の高層マンションとかが建たないんです。
大学は2つ。University of Bathは南東のクラバートン・ダウン(Claverton Down)の丘の上にあり、工学・科学・社会科学で世界的な評価。
Bath Spa UniversityはNewton Parkキャンパスを中心に、創造・文化・起業家精神に強い大学です。研究機関や日系企業の研究開発拠点(Sanoh UK Manufacturing、Mitsubishi Heavy Industries、Eisai、Hitachi Rail、Horiba UKなど)も近郊に集まっており、南西イングランドだけで約40社の日系企業が拠点を構えています。
イギリスの住宅様式について詳しくはこちらもチェックしておくと、ジョージアンとビクトリアンの違いがわかって内見がはかどります。
バースとロンドンの公共交通機関


主要交通はGreat Western Railway(GWR)。Bath Spa駅からPaddington駅まで最速1時間25分。直通。乗り換えなしで論文読みながら座って移動できる。ピーク時間帯は15〜20分に1本、オフピークでも30分に1本。終電も遅めなので、ロンドンの懇親会で粘ってもちゃんと帰れます。
University of BathならU1バスが中心部とキャンパスを24時間ほぼ運行中。実験で夜遅くなっても安心。所要時間は中心部から約15分。Bath Spa Universityへはバスで20〜30分。自転車もアリですが——バースは丘の街。電動アシスト前提で考えた方が、現実的には楽です。
車。M4経由でロンドン中心部まで約2時間半、Heathrowまで約1時間40分。注意点はClean Air Zone(CAZ)。市内中心部に導入済みで、対象外車両は1日£9〜£100の課金が走ります。中古車購入やレンタル時、CAZ適合かは必ず最初に確認。
バースの治安と研究者・院生に向くエリア


バース、英国でもトップクラスに安全な街です。
市全体の犯罪率は約93件/1,000人。ロンドンの一部エリアと比べると半分以下。ただしエリアによる差は意外と大きい——ここがポイントで、研究に集中したい人ほどエリア選びは慎重に。
院生・研究者向けにお勧めしたいエリア4つ。
Bathwick(バースウィック):犯罪率27件/1,000人。市内最高水準の安全性。University of Bathへ徒歩〜自転車圏。家賃はやや高めですが、研究と住環境のバランスを取りたいなら断然ここ。
Oldfield Park(オールドフィールド・パーク):学生が多くてとにかく活気がある。家賃は市内では抑えめ。バスのルートも豊富、街灯も整備済みなので夜も安心。バス停周辺にカフェやテイクアウェイが集中していて、ハウスシェア文化が根強い。留学生コミュニティに自然に溶け込みたい修士1年目に、特に向いてます。
Widcombe(ウィドコム):Bath Spa駅から徒歩圏。落ち着いた雰囲気。ロンドン出張が多い方や、Bath Spa University組に最適。リバーサイドの散歩道があって、煮詰まった時の気分転換ルートとして優秀です。
Combe Down(コンブ・ダウン):犯罪率32件/1,000人。高台にある村のようなコミュニティ。家族向けと紹介されがちですが、博士課程やシニア研究員にも刺さるエリア。
イギリスで簡単にできる7つの防犯対策も入居前に目を通しておくと安心です。
バースの賃貸物件の価格の平均


さて、お金の話。研究者・院生にとっての最大の関心事ですよね。2026年5月時点でのバースの平均家賃をベッド数別に整理します。
スタジオ/1ベッドルーム:約£970/月〜。院生・単身研究者の主戦場、ここです。家具付き新築フラットや、ジョージアンを分割したフラットが中心。なお、2026年5月施行のRenters’ Rights Actにより、募集価格以上のオファーを大家・エージェントが受け付ける「rental bidding」は違法化されました。応募者から自発的に「もっと払うので優先して」と提案しても受理されない、という前提で動いてください。ロンドンほどじゃないにせよ「安い」とは正直言いがたい水準です。
2ベッドルーム:£1,188〜£2,000+/月。カップル研究者、夫婦帯同ポスドク、研究仲間とのハウスシェア向け。ジョージアン様式のタウンハウスを分割したフラットがほとんどで、天井が高くて美しい——のは確かなんですが、EPC問題は別途あり。後でちゃんと触れます。
3ベッドルーム以上:約£2,022/月〜。郊外の戸建てが中心。家族帯同の研究員向けカテゴリです。大型物件は需要層が限られる関係で、唯一価格交渉(募集価格以下のオファー)が通る可能性のあるレンジ。
大学寮との比較もしておきましょう。University of BathのEastwood、Westwood、Polden Court等のHalls of Residenceは月額換算で£800〜£1,200程度。光熱費・インターネット込み。オールインで考えると、実はそんなに割高じゃないんですよね。
ただし長期滞在には向かない。修士1年目だけ寮、2年目から市内フラット——このパターン、駐在員家庭でもよく見かけます。
バースの物件の特徴と契約期間


ここが院生・研究者には特に実用的なパート。物件選びの「型」を押さえれば、リモートでも失敗しにくくなります。
まず家具。2026年5月13日時点のRightmoveでは、バース全体の賃貸物件364件のうち家具付き(Furnished)は238件=65.4%。これ、英国の地方都市の中でもかなり高い数字。短期滞在の院生・研究者にはありがたい話です。スーツケース1つで入居して、すぐ研究スタート、というのが現実的にできる。
ちなみに家具をゼロから揃えると最低£2,000〜£3,000は飛ぶので、コスパでも家具付き優位。出典:Rightmove掲載データ、2026年5月13日取得。
なんでバースは家具付きが多いのか?理由は単純で、この街の賃貸市場が学生・若手研究者・短期滞在のビジネスパーソン中心に回ってきた歴史があるから。長期家族滞在向けの郊外戸建ては家具なしが基本。でも、院生・研究員が狙う中心部や大学周辺のフラットは家具付きが標準仕様、という構造になってます。
ただし、これは要注意。ジョージアン様式のタウンハウスを分割したフラット、見た目は本当に美しいんですが、EPC(エネルギー性能証明書)の評価が低いことが多いんです。
天井が高い、窓が大きい、壁が分厚い石造り——美観の3点セットが、冬には暖房費という形でぜんぶ跳ね返ってくる。月£200〜£300の電気・ガス代、これ普通にあります。なので内覧時は3つだけ確認:①二重サッシ(double glazing)の有無、②ボイラー型式(コンビボイラーがベスト)、③EPC評価(D以上推奨)。これだけで冬を越せるかが変わってきます。イギリスの13の住まいの種類に目を通しておくと、テラスハウスとセミデタッチドの違い、フラットの分類がクリアになります。
2026年5月1日施行のRenters’ Rights Actにより、固定期間契約(Fixed-term AST)が原則廃止。代わりにテナント側に有利な「ペリオディック・テナンシー」が標準になりました。テナント側からは2ヶ月前通知でいつでも解約OK。研究員の任期延長、急な帰国、ポジション変更——こうした研究者特有の予定変更に、賃貸契約が対応しやすくなったわけです。これは正直、院生・研究者にとって追い風。
この新法、契約期間だけじゃなく、応募・交渉のルールも根本から変えました。研究者・院生に直接関わる5項目を表にまとめておきます。
ペットを連れて渡英される研究者の方に向けて。Zoopla掲載のバース賃貸257件のうち、「Pets allowed」で絞り込むと9件=3.5%。Renters’ Rights Actでペット可方向に緩和されつつありますが、現時点で明示物件はまだ少数派。出典:Zoopla掲載データ、2026年5月13日取得。ペット連れでイギリスに渡る場合の輸送手続き、ワクチン、ペットパスポート、検疫、入国時の書類などの詳しい準備については、ペット連れでイギリスに渡る方法を参照してください。
バースの賃貸物件競争率


バースの賃貸市場、英国でもガチで激戦。
世界遺産規制で供給が抑えられている+大学2校+日系・欧州系研究開発拠点という需要超過の構造ができあがってるからです。1物件あたり10件超の問い合わせ、これ珍しくないというより、むしろデフォルト。
院生・研究者にとって最大の山場は毎年8〜9月の新学期前。修士入学のタイミングで需要が爆発。6月頃から本気で動かないと、9月のスタート直前に物件ゼロ、結局Airbnbや短期ホテルで凌ぐ……というパターン、毎年見かけます。逆にポスドクや研究員で時期に融通が利く方は、12月〜2月の閑散期を狙えば選択肢が一気に広がります。
日本からのリモート探しのコツ、3つだけ。
1つ目、WhatsAppビデオ内見を躊躇しない。
2つ目、Referencing(信用審査)書類を渡英前に英語で揃えておく。残高証明書(Bank statement)、所属機関の在籍証明(University offer letter/employment contract)、ギャランター(連帯保証人、英国在住者)情報、過去の賃貸履歴があればLandlord referenceも。日本の銀行残高証明は英訳版を発行してもらっておきましょう。書類が揃っている応募者は、エージェント・大家から見て「審査リスクが低い=安心して貸せる」となり、純粋にスピードと信頼で選ばれます。今は「いかに早く・正確に必要書類を出せるか」の勝負。
3つ目、渡英スケジュールに余裕を持たせる。Renters’ Rights Actにより、家賃前払い(1ヶ月超)も、募集価格を上回るオファーも、いずれも違法化されました。つまり「お金を多く積んで競合に勝つ」という従来テクニックは、もう使えません。これからは応募の早さ、書類の完成度、信用情報のクリーンさ。
この3つで勝負が決まります。日本側で動き出すタイミングを早めに、が正解。
契約・交渉の落とし穴については、イギリスの賃貸契約でよくある10の誤解も合わせて読んでおくと、踏まずに済むトラブルが減ります。法人として研究者を派遣される企業の方は、法人向けリロケーションサービスで代理対応も可能です。
バースのカウンシルタクス


住民税にあたるカウンシルタクス。研究者・院生が見落としがちな固定費の代表選手。2025/2026年度のバース中心部(Bath & North East Somerset Council)の年額がこちら。
| バンド | 年額(£) | 月額換算(£) |
|---|---|---|
| Band A | 1,510.53 | 約 125.88 |
| Band B | 1,762.29 | 約 146.86 |
| Band C | 2,014.05 | 約 167.84 |
| Band D | 2,265.80 | 約 188.82 |
| Band E | 2,769.31 | 約 230.78 |
| Band F | 3,272.82 | 約 272.74 |
| Band G | 3,776.33 | 約 314.69 |
| Band H | 4,531.60 | 約 377.63 |
2025/2026年度・Bath & North East Somerset Council(治安維持・消防費等のプレセプト込み)
標準のBand D物件で月換算 約£189。家賃にこれが上乗せされる感覚です。フラット1ベッドは多くがBand A〜B、戸建てや大型2ベッドだとBand C〜D以上、というのが大まかな目安。出典:Bath & North East Somerset Council公式、2025/2026年度。
ここで、修士・博士課程のフルタイム学生に朗報。Class N免除(Council Tax Exemption for full-time students)という制度があります。世帯全員がフルタイム学生なら全額免除、フルタイム学生+非学生のミックスなら25%割引(Single Person Discount)が適用。University of Bathなら、Studentship Officeから「Council Tax Exemption Certificate」を発行してもらってBath Councilに提出、という流れです。
一方、ポスドク・研究員(フルタイム学生扱いではない)は通常通り支払い対象。ハウスシェアで1人だけ非学生という構成だと、その人が全額負担になります。これ、シェアの組み合わせを決める段階で結構大事なポイントなんですよね。
カウンシルタクスのほか、入居直後はガス・電気・水道・インターネットの名義変更が一気にやってきます。英語で電力会社と電話交渉するのは……正直、想像以上にしんどい。お任せしたい方はイギリス賃貸物件での入居時の公共料金の名義変更サービスも選択肢に入れてみてください。
バースの小中学校


このセクションは家族帯同で渡英される研究者の方向け。単身院生・研究者の方は読み飛ばしていただいてOK。
バースは公立校の質が非常に高く、Ofsted評価で「Outstanding」の学校が周辺地価を押し上げている地域です。
プライマリースクール(小学校)人気ベスト5
- Widcombe CofE Junior School:学業と精神教育のバランスが抜群
- Bathford Church School:達成基準が高く東側エリアで人気
- Swainswick Church School:小規模校ならではの手厚い教育
- Saltford CofE Primary School:科学・音楽など幅広いプログラム
- Stanton Drew Primary School:自然豊かな環境
セカンダリースクール(中・高校)人気ベスト5
- Hayesfield Girls’ School:公立女子校、GCSEで極めて高い実績
- Beechen Cliff School:公立男子校、スポーツと学業の両立
- Kingswood School:私立共学、圧倒的な学力と寄宿舎完備
- King Edward’s School:私立、バースを代表する名門校
- Ralph Allen School:公立共学、近代設備で南バースで人気
注意点として、これらの人気校のキャッチメントエリア(学区)は年によって微妙に変動します。不動産屋の「この物件は○○校の学区内です」を鵜呑みにせず、必ずBath Councilの最新の学区マップ(Admissions Policy)で確認してください。入学申し込みは前年の1月中旬が締め切りなので、9月入学を狙うなら逆算が必須。
バースのナーサリー


幼児帯同の場合、ナーサリー(保育園)は早めの予約が鉄則。バースで定評のあるところを4つ挙げます。
- Atelier Nursery(中心部):レッジョ・エミリア教育の影響を受けた環境で、創造性を重視
- Free Rangers Forest School Nursery:野外での自然体験を重視するフォレスト・スクール型
- Happy Days Nursery(Mulberry Park):再開発地区の最新設備
- Combe Down Nursery:アットホームな地域密着型
いずれも待機リストが長いので、渡英前に予約申し込みするくらいの感覚で動くのが正解。University of Bathにも大学運営のThe Nursery at the University of Bathがあり、職員・院生・博士課程の家族に優先枠があります。
バースの日本人向け教育施設


家族帯同で長期滞在する研究者の方や、日本語維持を考えたいご家庭向けの情報。バース市内に大規模な日本語補習授業校はありませんが、いくつかの選択肢があります。
バース陽だまり(Bath Hidamari):バースを拠点に月に1回活動する日本人コミュニティ。絵本の読み聞かせ、日本の伝統行事、日本語絵本の貸出などを行っています。少人数アットホームな雰囲気で、日本人ご家族同士のつながりを作るのに最適。
Tanemaki Bristol:近隣ブリストル(バースから車で約30分/電車で11分)拠点のコミュニティ。バースの家族も参加されており、ラジオ体操や季節のイベント、子どもの日本語遊びを定期開催。
毎週の通学が困難な場合はオンライン日本語補習校が現実的な選択肢。日本の教科書を用いた文部科学省準拠のライブ授業をオンラインで受講でき、帰国後の編入もスムーズになります。Kumon(公文式)も英国各地で展開しています。(ただし英語と算数だけがほとんど)
バース市内に日本人向けナーサリー単独施設はないため、上述の現地ナーサリー+家庭内日本語維持+コミュニティ活用、というハイブリッド戦略が一般的。最新情報は時期で変わるので、在英国日本国大使館の教育ページ、および海外子女教育振興財団(JOES)のサイトで最新の補習校・日本人学校リストを確認するのが確実です。JTECでもご相談いただければ、個別のご家族構成に合わせて最新情報をご案内します。
バースは研究者・院生の英国生活のスタートに最適


バースは「観光地としての美しさ」と「研究に集中できる落ち着いた環境」が両立した、修士・研究員の英国生活スタートにふさわしい街。ロンドンほどの慌ただしさはなく、地方都市の不便さもない、絶妙なバランス感覚を持っています。
注意点をまとめると:世界遺産規制で物件供給は限られる、ジョージアン物件はEPCに注意、9月の新学期前は最激戦、フルタイム学生はCouncil Tax免除を必ず申請。これだけ押さえておけば、初期トラブルはほぼ回避できます。
JTECでは、バースを含むイギリス全土の賃貸物件探し、代理内見、契約書のバイリンガル確認、入居立会いまで、リロケーションサービスとして一括サポートしています。日本にいながらバースの物件を決めたい、現地で内見・契約を代行してほしい、というご相談はお気軽にどうぞ。
サービス内容や料金についてはJTECトップページから、よくあるご質問はQ&Aページをご覧ください。バースでの研究生活が、安心してスタートできるようお手伝いします。









