あやかノッティンガム大学で研究することになりました。旦那も来ます。ノッティンガムで賃貸仲介お願いできますか。
ノッティンガムの賃貸仲介JTECにお任せください。
ロビンフッドの街、と聞いてピンとくる方は多いはず。でも、住む場所として見たときのノッティンガムは、ちょっと別の顔を持っています。
学生6万人超。ラッセル・グループ加盟のUniversity of Nottinghamと、産業連携に強いNottingham Trent University(NTU)を抱える、イングランド屈指の大学都市。ロンドンから北へ128マイル(約206km)、セントパンクラス駅まで最速1時間52分で結ばれていて、地方都市の落ち着きと都市の機能性をバランスよく持っている街です。
ただし、治安はエリアで天地の差。家具付きとペット可の割合もかなり偏っています。JTECでは2008年からイギリスの賃貸に関わってきましたが、ノッティンガムは「情報を持っているか、持っていないか」で住みやすさが大きく変わる街のひとつ。この記事では、リロケーションでノッティンガムを検討している方向けに、現地プロ目線で押さえておくべきポイントをまとめます。
学生都市って聞くと、ファミリーには向かない雰囲気なのかなと心配で…。
それは半分正解で、半分は誤解ですね。学生エリアは確かに賑やかですが、少し郊外に出れば、ロンドンでは手が届かないような広い戸建てに、良質な学校もそろった落ち着いた住宅街が広がっています。
ノッティンガムのエリアの特徴


ノッティンガムは、イングランド東ミッドランズの主要都市。人口は約33万人(大ノッティンガム圏を含めるとさらに大きい)で、ロビンフッド伝説とレース産業の歴史を持つ、文化的にも層の厚い街です。
ここの特徴は、なんといっても2つの大規模大学。
University of Nottinghamは学生数約35,000人、世界ランキングでも常に上位に入る名門。一方のNottingham Trent Universityは約25,000人を擁し、デザインやファッション、ビジネス分野で実績があります。合わせて6万人以上の学生が街に住み、学び、消費する。結果として、飲食店・カフェ・イベントが豊富で、若い世代のエネルギーが街を底上げしているんですよね。
中心部(NG1)は再開発が進んだモダンなエリアで、Old Market Squareの広場を中心にショッピングもカフェ文化も充実。少し離れればヴィクトリアンやエドワーディアンの住宅街が広がり、さらに郊外には緑豊かなWollaton ParkやWest Bridgfordの落ち着いた住宅地が続きます。「都心・学生・ファミリー」の3つのレイヤーが、同じ街の中に層として重なっているイメージです。
ちなみに建物の様式で言うと、郊外の住宅街にはヴィクトリアン・テラスや1930年代のセミデタッチドが多く、中心部には近年建ったモダンなフラットが目立ちます。どういう物件を狙うかは、このエリア選びとセットで考えたほうがよいです。イギリスの住宅様式について詳しくはこちらにまとめてあるので、気になる方はチェックしてみてください。
ノッティンガムと主要都市の公共交通機関


ロンドンへのアクセスは、電車はNottingham駅からSt Pancras International駅まで、East Midlands Railwayで最速1時間52分。東に少し出たEast Midlands Parkway駅を使えば、少し安い便も拾えます。
市内移動はトラム(NET:Nottingham Express Transit)が非常に便利。中心部から大学エリア、郊外のClifton、Hucknallまでを結んでいて、車がなくても主要エリアはカバーできます。バスもRobin Hood Networkという名前で運行されていて、ノッティンガム特有のブランディングがちょっと洒落ています。
車派の方には、M1高速道路へのアクセスがポイント。市中心から約8マイル(車で15〜20分)でM1に乗れるので、レスター、シェフィールド、ダービーなど周辺都市への移動が快適です。ロンドンまでも車で2時間半〜3時間ほど。
ヒースロー空港との直結便はありませんが、East Midlands Airport(EMA)が車で30分ほど。ヨーロッパ便はここから出ることが多く、短期出張には重宝します。JTECの法人向けリロケーションサービスでも、ノッティンガムの駐在員様にはEMAとの距離を重視される方が多いです。
ノッティンガムの治安


ノッティンガムは全体の犯罪発生率が住民1,000人あたり約104〜109件で、全国平均より高め。
ここが大事なのですが、エリアによって治安は天と地ほど違うんですよね。
安全で住みやすいエリア:
- Wollaton West(ウォラトン・ウェスト):犯罪率約65件/1,000人と、市内でもかなり低い水準。広大なWollaton Parkを擁し、ファミリーに根強い人気。
- West Bridgford(ウェスト・ブリッジフォード):市内でも最も裕福で治安が良い郊外のひとつ。学校の質も高く、プロフェッショナル層・ファミリー層の定番。
- Beeston / Nuthall East:犯罪率約49件/1,000人。University of Nottinghamに近く、コミュニティの雰囲気も良好です。
注意したいエリア:
- Castle(市中心部):犯罪率約150件/1,000人。ナイトライフや商業集積地なので、スリや反社会的行動が発生しやすいです。
- St Ann’s(セント・アンズ):約156件/1,000人。過去の歴史もあり、特に夜間は注意。
- Hyson Green & Arboretum:約139件/1,000人。人口密度が高いエリア。
- Radford / The Meadows:日中はそこまで問題ないですが、夜間の治安に懸念があります。
数字を見ると不安になるんですが、実際どのくらい気をつければいいんでしょう?
ファミリーでWollatonやWest Bridgfordに住むなら、ロンドン郊外の良い住宅街と同じくらいの感覚でOKです。ただ、夜遅くに中心部を歩いて帰るようなライフスタイルなら、エリア選びは慎重に。Police.ukの犯罪マップは無料で使えるので、気になる通り単位で必ず見ておいてください。
ノッティンガムの賃貸物件の価格の平均


家賃相場の話に入ります。ノッティンガムの平均月額は£1,008(2026年3月時点、前年比+4.8%)。間取り別に見ると以下の通りです。
- Studio / 1ベッドルーム:£732
- 2ベッドルーム:£910
- 3ベッドルーム:£1,044
- 4ベッドルーム以上:£1,459
※出典:2026年3月時点の市場データ/Rightmove・Zoopla掲載情報より集計
ロンドンと比較すると、ほぼ半額以下。ロンドンのゾーン2でワンベッドルームを借りると£1,800〜£2,200がザラですから、同じ予算で2ベッドルームの一戸建てに広々と住めるのがノッティンガムの強みです。
注目ポイントとして、3ベッドルーム以上の家賃上昇率が5.2%と高めです。ファミリーサイズのニーズが強い証拠で、West BridgfordやWollatonの良質な物件は出た瞬間に決まります。
ノッティンガムの物件の特徴


ここは実測データで押さえていきましょう。
Rightmoveの賃貸物件データ(2026年4月調べ)では、ノッティンガム全体で3,680件の掲載中、家具付き(Furnished)は2,517件。割合にすると約68.4%。中心部(NG1)やLenton(NG7)などの学生エリアだと、この割合はさらに上がります。
一方、ウォラトンやWest Bridgfordなどのファミリー向けエリアに行くと、家具なし(Unfurnished)の3ベッドルーム以上が増えてきます。理由はシンプルで、長期滞在するファミリーは自分の家具を持ち込みたいから。単身・学生・若手プロフェッショナルは家具付き、ファミリーは家具なしが一般的、と覚えておくと物件探しがスムーズです。
なお、イギリスで「家具なし」と表示されていても、カーペットやカーテンは付いていることが多いです。ただし白物家電(冷蔵庫・洗濯機)が含まれない物件もあるので、内見時または物件情報で必ず確認してください。「テラスハウスとセミデタッチドって何が違うの?」という初歩的な疑問も含めて、イギリスの13の住まいの種類で整理してあります。
ペット可物件の現実と法律の話
ペットについては、数字を見ると考えさせられます。Zooplaで「Pets allowed」にフィルターをかけると、3,044件中わずか88件、約2.9%(2026年4月調べ)。一桁パーセント台なんです。
ただ、ここで知っておいていただきたいのがRenters’ Rights Act(賃借人権利法、2025年成立)。この法律はイングランドを対象に、大家はテナントからのペット飼育要望を合理的な理由なく拒否できないという大きな原則を導入しました。大家側は28日以内に書面で回答する義務があり、認める場合はペット保険への加入を条件として求めることができます。
つまり、表面上は「ペット不可」と書いてあっても、交渉で覆せる可能性が以前よりぐっと広がったということ。ペット連れで渡英する方にとって、これは朗報です。ただしスコットランド・ウェールズ・北アイルランドではRenters’ Rights Actは適用されないので、ノッティンガム(イングランド)で物件を探す方に限った話、と整理しておいてください。


日本からペット(犬・猫)を連れてくる場合、日本は狂犬病清浄国扱いなので、PETS(Pet Travel Scheme)の手続きを踏めば係留検疫は免除されます。マイクロチップ装着→狂犬病予防接種(渡英21日前以上)→公的獣医証明書→サナダムシ駆除(犬のみ、24〜120時間前)の順番で進めるのが基本。ANAやJALの貨物輸送になるので、夏場(5月〜10月)は短頭種の制限があります。余裕を持って半年前から動くと安心です。
ノッティンガムの賃貸物件競争率


競争率のリアルです。
ノッティンガムの賃貸物件は、1件あたり平均10件の問い合わせが入っている状態。パンデミック期ほどではないものの、10年前と比較して供給物件数は33%減少しています。結果、人気エリア(West Bridgford、Wollaton、Beeston)のまともな物件は、掲載から数時間〜1日で内見が埋まるのが日常茶飯事。
繁忙期は6月〜9月と1月〜3月。特に夏は、学生・ファミリー・駐在員の入れ替わりが集中するので、「いい物件は瞬殺」という感覚になります。
リモートで探す方へのアドバイスです。
- 事前準備をフル装備で:残高証明、給与明細または雇用証明、パスポート、eVisaシェアコードを揃えておく。そうすれば条件に合う物件が出たら即座にオファーできます。
- ビデオ内見の活用:WhatsAppやZoomでの動画内見を依頼する。JTECでも代理内見の動画撮影を承っていて、遠方のお客様のご希望に合わせて対応しています。
- 前払い条件は慎重に:Renters’ Rights Actにより前払い金の上限が変わっているため、「半年前払い」を要求されても自動的に応じる必要はありません。(それが逆にめんどい😅。つまり渡英前に書類をちゃんと用意しないといけません。)
- エージェントへの温度感:イギリスの不動産屋は「即レス・即行動」のテナントを優先します。のんびり構えると、内見すらできずに終わることも多いです。
契約時の落とし穴も多いので、イギリスの賃貸契約でよくある10の誤解を事前に読んでおくと、エージェントとの交渉で慌てなくて済みます。
ノッティンガムのカウンシルタクス


カウンシルタクス(地方住民税)は、物件の資産価値(1991年基準)をもとにBand A〜Hに分類されます。ノッティンガム市議会の2026/27年度(前年比+3.5%)の年額は以下の通り。
- Band A:£1,836.93(月換算 約£153)
- Band B:£2,143.09(月換算 約£179)
- Band C:£2,449.23(月換算 約£204)
- Band D:£2,755.39(月換算 約£230)
- Band E:£3,367.69(月換算 約£281)
- Band F:£3,980.01(月換算 約£332)
- Band G:£4,592.32(月換算 約£383)
- Band H:£5,510.78(月換算 約£459)
※出典:Nottingham City Council公式 2026/27年度
ちなみに学生は全員世帯の場合、カウンシルタクスは全額免除。大人1人のみ世帯なら25%割引があります。West BridgfordエリアはRushcliffe Borough Council管轄で料率が異なるので、引っ越し前に必ず管轄カウンシルを確認してください。
入居後は、電気・ガス・水道に加えてこのカウンシルタクスの名義変更が待っています。まとめて切り替え手続きが必要になる方は、JTECのイギリス賃貸物件での入居時の公共料金の名義変更サービスもご利用いただけます。
ノッティンガムの小中学校


教育を重視するファミリーにとって、ノッティンガムはエリア選びと学校選びが直結する街です。イギリスの公立校は「キャッチメントエリア(学区)」で入学が決まるので、希望校の学区内に住むことが大前提。
ウェスト・ブリッジフォードとウォラトンに、Ofsted最高評価の学校が集中しています。
プライマリースクール(4〜11歳)おすすめ5校
すべてOfsted評価「Outstanding」。
- Archbishop Cranmer C of E Primary Academy(Aslockton)
- St Teresa’s Catholic Primary School(Aspley)
- Edna G. Olds Academy(Lenton)
- Sneinton St Stephen’s CofE Primary School(Sneinton)
- Huntingdon Academy(St Ann’s)
セカンダリースクール(11〜18歳)おすすめ5校
こちらもすべてOutstanding評価。
- The West Bridgford School(West Bridgford)
- Rushcliffe Spencer Academy(West Bridgford)
- Fernwood School(Wollaton)
- Bluecoat Wollaton Academy(Wollaton Park)
- Nottingham Girls’ Academy(Bilborough)
West BridgfordとWollatonの偏りが一目瞭然。ここが「良い学校=この2エリア」と言われる理由です。
エージェントに「この物件、〇〇スクールの学区ですよ」と言われたら信じていいですか?
完全には信用しないでください。キャッチメントエリアは毎年、その学校への申し込み状況で変動します。必ず各学校の公式サイトで「前年の最終入学距離」を確認して、余裕を持って学区内側に住むのが鉄則です。入学申し込みの締め切りはセカンダリーが10月31日、プライマリーが1月15日頃なので、渡英時期との逆算も大事です。
ノッティンガムのナーサリー


0〜4歳のお子さんがいるファミリーには、ナーサリー選びが最初の関門です。ノッティンガムはナーサリー激戦区というほどではありませんが、Outstanding評価の施設はすぐに埋まるので、渡英が決まった段階での申し込みを強くおすすめします。
- Nottingham Nursery School(Radford)
- Ryan House Day Nursery(West Bridgford)
- Ruddington Day Nursery(Ruddington)
- Paper Moon Day Nursery(Lenton / Compton Acres)
- Edwalton Day Nursery(Edwalton)
ポイントは、ロンドンほど極端ではないにしても、人気施設にはウェイティングリストが存在すること。住む場所が決まる前に、通勤・通学ルート上のナーサリーに仮予約を入れておくくらいの動きで、ちょうどよいです。イギリスには3歳以上に週15時間(世帯収入条件によっては30時間)の無料保育枠があり、ここをうまく使うと家計負担がぐっと減ります。詳しくは各ナーサリーに直接確認してみてください。
まとめ:ノッティンガムは「学生都市の活気」と「郊外の落ち着き」を両立できる街


ノッティンガムを一言でまとめるなら、選択肢の多い街です。
中心部のモダンなフラットで学生のように暮らすもよし。West BridgfordやWollatonでイギリスらしい戸建て暮らしをしながら、良質な学校にお子さんを通わせるもよし。ロンドンほどの刺激はないけれど、ロンドンほどの家賃も払わなくていい。2つの名門大学がある活気と、郊外の落ち着きを、同じ街の中で選べる。これがノッティンガムの最大の魅力です。
ただし、治安のエリア差、家具付き・ペット可物件の偏り、激しい競争率など、知らずに飛び込むと苦労する要素もそれなりにあります。特にリモートからの物件探しは、ネットの情報だけでは判断しきれない部分が多いです。
JTECでは、2008年からイギリスの賃貸事情に向き合ってきた経験をもとに、ノッティンガムでの物件探しから契約、入居後のサポートまで日本語で対応しています。JTECの公式サイトにサービス内容の詳細を掲載していますので、ご検討中の方はぜひご覧ください。よくある質問はQ&Aページにまとめてあります。ご相談はお気軽にどうぞ。









