Third-party reference check companies in the UK before signing a rental agreement which are used by local estate agents in the UK.
山田さん現地の不動産屋にリファランス会社から連絡があって、自分の身辺を調査してしているようなのですが、彼は実際何をしてるのですか。
そんな疑問をお持ちのイギリス、ロンドン在住の方は是非最後まで読んでいただければ、参考になると思います。
筆者はイギリス、ロンドン在住16年で、不動産業界に計14年働いている現役のプロの不動産業界人です。
最近このサードパティーのテナント様のリファランスチェックが遅れ、お客様のご入居が遅れてしまった件があり、この作業が一体何をおこなっているかを備忘録として説明します。
イギリスで賃貸物件をお探しの際は、弊社にご連絡くださいませ。渡英後からやっと賃貸物件を探しはじめると、ご入居までに一ヶ月以上ホテル暮らしになります。
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はじめに
イギリスで賃貸物件を探している方にとって、賃貸契約前のリファレンスチェックは避けて通れない重要なステップです。
不動産屋は、借り手が信頼できる人物であることを確認するために、サードパーティーのリファレンスチェック会社を利用することが一般的です。
リファレンスチェックのプロセス、主要なリファレンスチェック会社、そして借り手が準備すべきことについて詳しく解説します。
リファレンスチェックの目的
リファレンスチェックの主な目的は、以下の点を確認することです。
- テナントの身元確認
- テナントの信用情報の確認
- テナントの英国での雇用状況および収入の確認
- テナントの過去(日本も含め)の賃貸履歴の確認(通常過去三年間を調べます)
- テナントの英国での犯罪歴、借金歴や高等裁判所の判決を受けた場合、判決・命令・罰金(CCJ:county court judgment)の登録簿に6年間残ります。
- テナントの(日本の)前の住所の確認、水道料金、銀行口座の住所で確認する場合があります。
- 銀行の残高証明 日本の住所が入ったもので英文翻訳の公文書があるといいです。翻訳会社にお問い合わせください。
主要なサードパーティのリファレンスチェック会社
イギリスの不動産屋がよく利用する主要なリファレンスチェック会社をいくつか紹介します。
1. HomeLet
HomeLetは、イギリスの賃貸市場で広く使われているリファレンスチェック会社です。迅速なサービスと詳細なレポートが特徴で、借り手の信用情報や収入状況を正確に確認します。


2. Rent4Sure
Rent4Sureもまた、信頼性の高いリファレンスチェック会社です。借り手の身元確認から信用情報のチェックまで、包括的なサービスを提供しています。


3. TenantReferencing Open rent
Open rent が提供しているリファランスチェック。Open rentは不動産屋を仲介せず、大家さんとテナントが直接やり取りするCtoCのサイトです。


4. Goodlord
Goodlordを使っている不動産屋が最近多いように思えます。リファランスが通った後、家財保険や、敷金ゼロのサービスを売ってくるケースがあります。


5 Rightmove
大手不動産掲示板rightmoveが提供しているリファランスサービス。


6 Let Alliance
こちらを使っている不動産屋もかなりあります。
Referencing Team の電話番号 01244 421 261
状況を電話で確認するには、不動産屋が持っているリファランス番号が必要です。


7 Vouch
Vouchはあなた自身と話すことがあり、英語でのインタビューがあります。また光熱費などの名義変更のサービスも提供しています。


リファレンスチェックのプロセス
リファレンスチェックのプロセスは一般的に以下のような流れになります。
- 申込書の提出: 借り手は、不動産屋またはリファレンスチェック会社に必要な情報を記載した申込書を提出します。
- 情報の確認: リファレンスチェック会社は、提出された情報を基に借り手の身元や信用情報を確認します。
- 英国での雇用状況の確認: 借り手の雇用主に連絡し、雇用状況や収入の確認を行います。(日本で雇用されて、日本で給与をもらっている場合は、そもそもリファランスに通過しません。)
- 過去の賃貸履歴の確認: 借り手の過去の賃貸履歴を調査し、家賃の滞納やトラブルがなかったかを確認します。日本の大家さんに連絡が行きますので、英語での対応や、メールを伺っておいた方がいいです。メールはもちろん英文になります。お家賃の支払い状況、賃貸期間などを確認します。日本との時差のため、電話ではなく、メールや、賃貸契約書を提出して確認する場合もあります。
- レポートの提出: リファレンスチェックの結果がレポートとして不動産屋に提出されます。不動産屋(大家さん)はこの情報を基に、借り手との契約を進めるかどうかを判断します。
テナントが準備すべきこと
リファレンスチェックをスムーズに進めるために、借り手が事前に準備しておくべきことを以下にまとめました。
- 必要書類の準備: 身分証明書、給与明細、銀行の取引明細、過去の賃貸契約書など、必要な書類を準備しておきましょう。
- 雇用主への連絡: リファレンスチェック会社からの問い合わせがあることを英国の雇用主に事前に伝えておくとスムーズです。
- 信用情報の確認: 自分の信用情報に問題がないかを事前に確認し、必要に応じて修正しておくと良いでしょう。
日本では持ち家、実家に住んでる場合
おそらく連絡しないはずです。不動産登記の提出はないはずです。
日本で賃貸の場合
リファランス会社は過去3年のあなたの賃貸履歴を調べます。大家さんが不動産屋や、個人の大家の場合、英語でメールなどが来るので、事前に伝えておきましょう。
彼柄が聞くのは下記の三点です。
- 契約の長さ
- 毎月の家賃額
- 家賃の滞納、支払いに遅れがあったかなど
大家さん、不動産屋が英語が拙いのであれば、ご自身で対応されるか、弊社にご相談されても構いません。
リファランスが通るかどうかはほとんどあなたの英国での収入から計算できます。
計算式がリファランス会社によって違いますが、こちらも一例とお考えくださいませ。
テナント自身が家賃を払う場合
家賃の値ごろ感を計算する際、3倍という基準を設けています。毎月の世帯収入が家賃の3倍以上でなければレファランスに合格しないことを意味し、家賃が収入の40%を超えることはありません。
例えば家賃が月1000の場合だと、
お給与は月3000GBP、年間だと36,000GBP(税なし、Grossで)の稼ぎが必要ということになります。
イギリス在住の保証人が家賃を支払う場合
収入の40%以上の物件を借りようとする場合、いくつかの選択肢があります。最も一般的なのは保証人です。
例えば家賃が月1000の場合だと、
保証人になる方のお給与は月4000GBP、年間だと48,000GBP(税なし、Grossで)の稼ぎが必要ということになります。
そもそもイギリスでは働かないのでリファランスが通りそうにない場合
その場合で賃貸契約をする場合は、下記の二通りの方法で賃貸契約ができます。
- 賃貸契約期間のお家賃の全額前払い、または6ヶ月間の前払い
一年間家賃前払いか、半年かは大家さんや不動産屋のポリシーになります。(ボーマスなどのエリアでは家賃前払いでも賃貸できないケースがありました。)
- イギリス在住の方で保証人を見つける。(海外に住んでいると保証人になれません。)
一年間家賃前払いか、半年かは大家さんや不動産屋のポリシーになります。(ボーマスなどのエリアでは家賃前払いでも賃貸できないケースがありました。)
またイギリス在住の保証人は賃貸ではなく、持ち家を持っていることが条件になる場合もあります。
まとめ
リファレンスチェックは、イギリスでの賃貸契約において重要なステップです。信頼性の高いリファレンスチェック会社を利用し、必要な準備を整えることで、スムーズな賃貸契約を実現しましょう。
不動産屋とのコミュニケーションを密にし、リファレンスチェックの結果を迅速に受け取ることが成功の鍵です。
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