イギリスでのプライマリースクールからセカンダリースクールを決める日程について

Schedule for deciding on a Secondary School in the UK

子供がイギリスでPrimary Schoolの Year 5なんですが、そろそろSecondary Schoolのことも考えないといけないですか?
そんなお困りをお持ちのイギリス、ロンドン在住の方は是非最後まで読んでいただければ、参考になると思います。
筆者はイギリス、ロンドン在住15年で、不動産業界に計13年働いている現役のプロの不動産業界人です。
私の娘はちょうどPrimary SchoolのYear 6で今年の九月からSecondary Schoolが決まりましたので、どのようなスケジュールで中学校(Secondary School)を選んだかを把握できました。
普通に地元の公立に行くか、私立の中学受験をするか、またはグラマースクールの中学受験するか
これに関しては、Year 2ぐらいからどのようにしたいか、お子さんとご相談ください。おそらくお子さんは地元の現在のPrimarly Schoolの同級生と同じところに行きたいと言うと思います。
これはお子様の一生を決めることになるかもしれませんので、お子様の意見もそうですが、ご両親の意見をお子様に伝える、説得する努力も必要になります。
私立、グラマースクール受験には11plusという試験が一般的になります。
- Math 算数
- English 英語(長文)
- Verbal reasoning,(英語が必要な知能テスト)
- Non-Verbal reasoning(図形を使った知能テスト)
上記の四つの科目からの受験になります。
テキストをダウンロードしたり、本屋さんで購入したり、家庭教師をつけたりするのが一般的なようです。
Exam Papers Plus(模試をダウンロードできる。有料)
テキストブック
家庭教師(最近はオンラインが多いようです)
宗教系の公立の学校に行く場合
地元に無宗教系で良い学校がない場合、そろそろYear 2の後半あたりからは、教会等に通い始めた方が良いです。行きたい学校が、カソリック、英国国教会系かを確認します。
どこの地元の教会の手紙が有利か、ウェブサイトか、学校に直接伺いましょう。三年以上教会に通っている証明を牧師、神父さん(Vicar)に提出してもらえると、有利に学校に入学できます。
洗礼について baptised
キリスト教で、信者となる時の儀式。宗派により、体を水にひたし、あるいは頭上に水を注ぐ儀式です。これを受けているかどうかも学校によっては必要になります。国教会系は比較的、緩いので、聞かれませんが、ビクトリアにあるThe Grey Court Hospital(国教会系)女子校でも洗礼を受けている方が入学には有利になるようです。
Catholic practice certificate 実戦証明 の提出について
カソリックの学校では、実践証明が必要な場合があります。証明を教会からもらうには、まずその宗派として洗礼しているということが必要です。月に何回教会に行くともらえるとか言うのは全く教会によりけりです。厳しい教会もあればゆるい教会もあります。とりあえずは、教会に行ってみて、様子を探りましょう。毎回、出欠をとるところもございます。
学校の見つけ方
Ofsted reportsは学校の施設の安全性、生徒のアカデミックな結果、教育の質、先生のリーダーシップなどを四段階に評価しています。Ofstead の結果は、学校の公式WEBに載っている場合がほとんどです。
- Outstanding 大変良い
- Good 良い
- Requires improvement 改善を要する
- inadequate 不十分
ただこれはOfstedの調査が古いものもあり、またアカデミックな結果(統一試験)なども知りたいのであれば、下記ウェブサイトから有料ですが、調べてもいいかと思います。
Locrating
こちらに登録すれば、試験結果の平均、どのPrimarly schoolから受かっているかなど、詳細な情報がわかります。
料金
- 一日のみ £4.99
- 一ヶ月 £12.99
- 三ヶ月 £32.97
私立とグラマースクールの受験日程
Year5の秋に願書の申請があります。事前に締切を確認しましょう。
試験はYear6の秋にあります。
一次試験があり、残ったものだけが二次試験にいけます。
一次の結果は三週間から一ヶ月で出ます。
グラマースクールは公立で学費の支払いが難しい場合は良いですが、合格倍率が高いです。

公立のOpen School
Year 6の秋には立て続けに、学校のOpen School(学校の雰囲気がわかるような、学校ツアー)が始まります。予約をとって、お子様と学校にできるだけ行きましょう。またこの時に、一芸試験の日程を伝える場合も多いので、確認しましょう。
一芸試験の申請は、結構タイトなスケジュールですが、Year6の秋にあることは間違いないです。
朝openschoolがある場合は、学校の授業の風景がわかります。
夕方にopenschoolがある場合は、生徒が学校の雰囲気を案内しますので、直接生徒を話せます。
どちらもいいと思いますが、朝だとお子様の学校が午前中は行けないことになりますので、ご自身のprimarly schoolと連絡を取り、学校に午前中のお休みをもらわないといけません。
公立の一芸での受験
公立の一芸での受験は、Year 6の秋にあります。ドラマ、ピアノ、バイオリン、言語などその公立にはどんな一芸試験があるか確認してください。どれかお子様に得意な科目があれば、ぜひ挑戦してみてください。10人ぐらいの特別枠ですが、受験者もそこまで多くはないと思います。

公立の第6希望までの登録
お住まいのカウンシルによって違うかもしれませんが、e adimissonsから申請する場合が多いようです。Year6の10月末の場合が多いようです。
公立はご自宅からの距離が大事になる場合が多いので、カウンシルごとではなく、カウンシルを越境してもいいので、学校の校長室(と、言われていますが)からの物理的距離が近い方が有利です。
学校によっては、有利になる要素が違いますので申請書をしっかり読みましょう。
- 兄弟姉妹が既にその学校に通っている
- ある教会に通っている
- どんな宗教でもいいので、教会などに毎週通っている
- 学校からの距離
この六つの学校選びは、大変シビアです。
まあまあ良い学校を第一希望にして、その代わり一番人気の学校は、完全に諦めるような戦略もあり得ますし、逆に第一希望は挑戦して、もうダメなら、第六希望でもいいというような選択も迫られます。かなりハラハラドキドキです。
また住所証明、誕生証明、パスポートの提出もウェブから行います。
Clergy Form 聖職者からの推薦状
ここでやっとYear 3ぐらいから(嫌々(笑))通っていた、教会からの神父からのレターが効力を発揮します。推薦状をもらって、上記と一緒に提出すると(提出する方法は、学校に直に手渡しか、emailが多い)、合格の優先順位が上がります。
下記、二つの学校のフォームの例です。
優先順位 カソリック系の学校用です
- カトリックの実践証明書をお持ちの方
- その他のカソリック
- 教理問答受講者
- 東方キリスト教の教会に所属している
- 他のキリスト教の教派に属している
- その他の宗教に属している
*宗教系の学校の入学はその学校の方針の宗教に入会している、洗礼を受けていると有利ですが、何らかの宗教の信者であることが大事です。

例2 英国国教会系の学校用です。
- 過去3年間に年間26回以上、保護者とともに週1回の礼拝に参加したことがある方。
- 過去3年間に年間13回以上、保護者と一緒に週1回の礼拝に参加したことがある方。
- 過去3年間において、親と一緒に礼拝に出席したことがあるが、その回数が年間13回未満である。

Year6の3月1日の結果発表
3月1日にメールできますが、朝から待っていても意味がないようです。私には15時ぐらいにメールで来ていました。午前中はリラックスしてください。
まとめ
結果がどうあれ、お子様のモチベーションが保てる学校にすべきですので、グラマースクール、私立の試験もやってみてもいいかもしれませんね。
公立の結果が第一希望であっても、第六希望になっても、何も変わりません。
全てはお子様のモチベーション管理ができているかで変わるはずです。
ただ単に学校の友達も行くから、同じ学校にしたという動機では不十分なように思えます。
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