イギリス 生活情報

イギリスの賃貸物件保険加入の義務

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Shin

Do I have to buy insurance for my rental property in the UK?

山田さん
山田さん

イギリスの賃貸物件に保険に加入した方がいいんでしょうか?

そんな疑問をお持ちのイギリス、ロンドン在住の方は是非最後まで読んでいただければ、参考になると思います。最近、この質問をお客様から立て続けに伺いましたので、この記事を書くことにしました。

筆者はイギリス、ロンドン在住15年で、不動産業界に計13年働いている現役のプロの不動産業界人です。

実情をわかっている不動産屋はこのことについて、あまり話したがりません。

なぜなら保険業務は、保険のブローカーの資格が必要なため、アドバイスしたくても話したくても話せないのです。

そもそも大家は保険に加入してないの?

大家さんは保険に加入されています。それは建物にであり、自分が提供する家具や洗濯機、ボイラーなどに対してです。特に物件が集合住宅の場合、大家さんが支払われるサービスチャージにbuilding Insuranceが含まれているものが多いようです。

テナントは保険に加入しなくてもいい?

契約書には下記のように書かれていることが多いと思います。

Tenant’s Personal Possessions テナントの個人所有物

For the avoidance of doubt, there is no cover provided by any insurance policy maintained by the Landlord for any personal possessions introduced into the Property by the Tenant. The Tenant is strongly advised to insure his/her own belongings with a reputable insurer.なお、借主が本物件に持ち込んだ私物については、貸主の保険契約では補償されないものとします。借主は、自己の持ち物について、信頼できる保険会社に保険をかけておくことを強くお勧めします。

そのため、自分が日本や、こちらで購入されたもので、高級なものがあり、保険に入った方が良い場合は、保険に入られた方が良いように思えます。

家財保険に加入されていると、火災の際もそうですが、盗難に遭った場合もカバーされる場合が多いようです。

ただ実際は、渡英される一,二年の間で高価なものを持ち込まない方が多いので、火事保険に加盟される方が絶対的に多いというわけでもございません。

家財保険と賠償責任保険

家財保険とは別にオプションで、テナントによる過失による損傷がカバーされることがあります。例えば、明らかなテナントのミスによる下層階への水漏れや、出火などは、賠償責任のオプションが必要です。

実際に被害に遭ったテナントの話

私が日系の不動産屋にまだ勤めていた、10年以上も前の話です。単身の女性がケンジントンに住んでいました。彼女がホリデーで物件に帰ってくるとフラットが出火していました。

原因は、冷蔵庫の裏にあったコンセントに埃が溜まり、そこから出火したようです。

彼女は、とりあえず新しい住まいが必要なので、急いで不動産屋に、連絡してきました。それは大家さんや職場からもプレッシャーがあったようです。

電話をいただいた時、彼女が精神的にまいっているのがわかりましたので、きっと会社も辞めて、日本に帰国するのかもしれないなと私は思いました。

それから音沙汰がなくなり、すっかり彼女のことを忘れていました。

一年後、彼女からオフィスに連絡があり、新人の駐在員が来るので、物件を紹介して欲しいとのことでした。

なんと彼女は、仕事も辞めずに、駐在員の住まいを管理する総務に移動していたのです。彼女の精神力のタフさもそうですが、上司が神がかって良かったのだと思います。出火を経験している彼女の物件探しは、恐らくかなり綿密なものでしたから。

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で、結局、イギリスで、保険に加入したい場合、どこで保険に入ればいいの?

ですので、資格のない私が家財保険は紹介できません。不動産屋が家財保険を斡旋してくる場合は、その会社だけのライセンスを取得して、決まった会社を紹介する場合です。現地のエージェントを使われた方は併せて、加盟された方もいるかと思います。

下記は私が単にGoogleで調べた検索結果だとお思いください。アフィリエイトも何の関係もございません。ご了承ください。

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西島 伸一朗
西島 伸一朗
イギリス賃貸コンサルタント/ブロガー/クリーナー
2007年にロンドンに移住して、日系の不動産会社に就職し、賃貸コンサルタントを長年続ける。2019年に独立し、現在はロンドンだけでなく、ケンブリッジ、オックスフォード、ブライトン、カーディフ、マンチェスター、リーズ、ダービー、エジンバラ、リバープール、ブリストルなどの賃貸物件をLineで探すサービスを提供している。アーセナルとサウナをこよなく好む。

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