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ロンドンで、自分の電気ガス会社が倒産した話

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Shin
山田さん
山田さん

なんかイギリスの自分の電気ガス供給会社が潰れたんだけど、大丈夫かな?

My energy company was gone burst.

今回は、自分の電気ガス供給会社が倒産した話です。

 

二年に一回の値段の見直し

 

英国に住んでいると、携帯電話、有線テレビ、電気、ガスの値段の査定を度々するのは生活費を抑えるのに普通であれば大変良いこととされています。

 

特に固定電話、インターネット、有線テレビの契約がそうです。契約は二年間なのに、最初の半年だけ、新規顧客を集めるために半額で契約できる場合が多のです。つまり二年ごとに契約先を変えると、二年に一回この最初の半年間の優遇を受けられるというわけです。

携帯電話の契約も顕著です。携帯電話はインターネット回線と、携帯のスマホ自体に二年契約があります。二年経つとスマホのローンが払い終えるというかんじになります。二年以上契約をしても、お客様から値段の交渉を持ちかけないと、回線の値段も下がりません。そのため2年ごとに新しいスマホを変え、古いものを下取りに出したり売ったほうがまだいいです。 

私は、2021年に関しては現在のスマホがそんなに悪くないかなと思い、回線料金だけの安くなるダウングレードか他社の値段を比較しました。するとかなり安く契約できた上、一ヶ月に150G使えるという、過剰な契約になっています。外出先で4G,5Gでずっとユーチューブを見続けても150Gもあれば、ほとんどパケットがなくなることはなさそうです。

通常であれば、二年以上普通に契約している忠誠心のある顧客だけが損をするというのが英国の契約ですが、今回の電気ガスの契約だけは違いました。

 

英国のエナジー会社の相次いでの倒産

 

2021年10月の現在、ガス、ガソリン価格の急騰(2021年1月と比べて倍以上)により、13社近くの電気・ガス供給会社が倒産しました。通常電気、ガスの料金は契約期間内に、1ユニットいくらというように、事前に消費者と交わし、支払い方などを決めて契約するのが英国のやり方です。そのため、仕入れ値が急騰した今回、消費者へ高く請求するわけにもいかないので、倒産するしかなくなりました。

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2021年7月ごろ、自分の銀行の引き出しを確認していると、やたら電気ガス代が高いということに気づきました。(おそらくすでに仕入れ値の値上がりがあったのだと、後知恵ですがわかります。)このサプライヤーはすでに二年以上使っていましたので、そろそろサプライヤーを変える時期かなと思い、USWITCH という公共料金、携帯、インターネットの価格ドットコムのようなサイトで、値段の比較をした。するとAvro Energy という聞いたこともない会社でしたが、この会社を選ぶと値段が半額になることがわかりました。早速、USWITCHを通じて電気ガスのサプライヤーを変更したのが、2021年7月でした。

通常であれば、ユーティリティも携帯、インターネットも契約変更もそうですが、もとの契約会社から、新しい契約会社間で連絡がいくので、自分で解約の手続きをする必要はありませんでした。

 

電気ガス料金の二重払いが発覚

 

二、三ヶ月、特に電気ガスの契約を変えていたことも忘れていて、銀行の引き出しを確認していませんでした。

 

2021年9月末、いつもの日課で、BBCのトピックをYOUチューブで見ていました。すると今回のガス、ガソリンの価格の高騰を報道しており、何社か倒産した会社がでたのこと。その中にAvro Energyという私が乗り換えた会社名があったのを見つけました。

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Avro Energyから最後のメールが届いており、倒産して今後Octopus Enagy社が私のサプライヤーになるというメールが来ていました。これで契約がやり直しになり、電気、ガス代が上がるんだろうなというありがちな悲劇ではありませんでした。月末になったので、銀行の引き出しを確認して、やっと変なことがおきているのに気が付きました。Avro Enagy と私の前のサプライヤーのどちらともから、自動引き落としが起きていて、二重で電気ガス代を払っている状態が3ヶ月も続いていました。もとの電気ガスサプライヤーに問い合わせしてみました。なぜ自動引き落としがとまっていないのかと。するとカスタマーサービスは、Avroから解約の連絡が来ていないと言いました。つまりAvro Enagyは私の解約をもとのサプライヤーに連絡する前に、会社内の活動が機能していなかっため、解約できていなかったのです。

 

元のサプライヤーから、Avro Energyに連絡して現状を伝えてほしいとはいっているが、Avro Energyが倒産したことはこのカスタマーサービスも十分しっています。かと言って新しいサプライヤーである、Octopus Energyが迅速に対応するとも思えませんでした。

 

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サプライヤーの確認

 

面倒なことになったなと思い、どのように対応するか考えてみました。サプライヤーのカスタマーサービスのトラブルは、不動産屋時代だいから、何百万回件と対応してきた私なので、冷静になって、まず自分の住まいの、電気ガスの供給会社は現時点でどこになっているのか確認する必要がありました。

Find my Supplier で郵便番号を入れて確認してみました。

するとAvroやOctopus ではなく、前の契約社になっていました。それで銀行のオンラインバンキングで、現在の自動引き落としが設定されている、前のサプライヤーとAvroの引き落としをどちらも止めました。

前のサプライヤーからは引き落としができないので、苦情がくるのは明らかであらかでしたが、もしAvroやOctopus から連絡がくれば、しめたものでした。やっと苦情が言え、前のサプライヤーの自動引き落としを止められると思いました。逆にAvroやOctopusから連絡が来なかった場合、三ヶ月間、Avroに支払った電気ガス代は、泣き寝入りするしかないと思っています。

またアップデートがあれば、ブログに書きたいと思います。現時点では後者になるのではないかと思っています。

 

電気ガスのサプライヤーの変更、停止は大変面倒です。現状、テナント様から一切お金をいただいてはいけない、不動産屋はこの作業をしたがりません。もしサプライヤー変更の件で、お困りの方がいらっしゃいましたら、弊社でお手伝いいたします。よろしくおねがいします。

2023年の現在では、Uswitchのウェブでも電気、ガスの会社が選べなくなっております。

また私の件ですが、倒産した会社を引き継いだ会社から一年ほど経って、過払金を返金してもらいました。

 

参考

Power Technology

As it happens: the UK gas price and petrol crisis

https://www.power-technology.com/news/industry-news/u

k-gas-crisis-timeline-wholesale-price/

Energyscanner

Which energy suppliers have gone bust?

https://www.energyscanner.com/which-energy-suppliers-have-gone-bust/

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ABOUT ME
西島 伸一朗
西島 伸一朗
イギリス賃貸コンサルタント/ブロガー/クリーナー
2007年にロンドンに移住して、日系の不動産会社に就職し、賃貸コンサルタントを長年続ける。2019年に独立し、現在はロンドンだけでなく、ケンブリッジ、オックスフォード、ブライトン、カーディフ、マンチェスター、リーズ、ダービー、エジンバラ、リバープール、ブリストルなどの賃貸物件をLineで探すサービスを提供している。アーセナルとサウナをこよなく好む。

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